さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

249 簡易郵便局(実は直営郵便局)、大好きです!

 みなさん、こんにちは。

 

 今日は郵便局に行ってきましたよ。

 こういう、めったに行かないところに行くのは、なぜか心がウキウキします。ほんと、どうしてでしょうね。目指す郵便局は本局ではなく、簡易郵便局※です。

 私はどうも天邪鬼なところがあるようで、市役所にしても本庁ではなく支所みたいなところに行きたがるんですよね。ですから、郵便局も本局が近くても遠くの簡易郵便局※へ行くのです。できればスタッフが3人くらいのところがいいですね。年中暇なもんだから、いつも煎餅やチョコが転がっており、大きな湯飲みがデスクの端の方に居座っているようなところが最高です。ご近所や馴染みの客と長話をしてるようなら、さらに良し!となります。

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 まぁ、どうしても大きくて人がたくさんいるようなところだと、ベルトコンベアに載せられたキャベツになったような気分になっちゃうんです。なんか、こう、たらいまわしにされながら、言った先々でこねくり回されるような気分、あれが嫌なんですね。そこへいくと、市役所支所や簡易郵便局※にはどこか、こう、ゆとりというか、流れる時間がゆっくりしてて、ポヤ~ンとした風情があるじゃないですか。

 そういうものを味わいたいという気持ちは、けっこう多くの方がお持ちなんじゃないかと思っています。

 そういうわけで、簡易郵便局※に到着してみると、スタッフは4人!なかなかいい具合です。しかも、客は私の他に一人だけ!ますますいいじゃないですか!今日はまず、切手と官製はがきを買って、そのはがきに書き込み、封筒に切手を貼った後、大きな封筒にそれを入れて、書留で送るという2段構えの任務だったのです。

 まず、一つ目の任務終了ってなったんですが、異常に時間がかかりますね。

 84円切手1枚と官製はがき1枚を買うのに5分くらいかかっちゃいました。まぁ、いいでしょう。気を取り直して、2つ目の任務に取り掛かろうとしたら、ワラワラ客がやって来るではありませんか!10人はいましたね。狭い簡易郵便局※でスタッフ4人。しかもそのうちの1人は奥にいて接客しませんから、実質3人。こいつはえらいことになったぜ!と、急いではがきに宛名を書き込んで列に並ぼうとしたら、最後尾は私のいる場所から反対側でした。この人並みをぬっていくのはなんか嫌だなぁって思いましたので、しばらく待つことにしました。

 郵便局だけでなく、役所にも銀行にも、立って書類に記入をするための台がありますよね。そこで、封筒の中の書類の最終チェックをしていれば、そのうち空いてくるだろうと思ったんですね。フッフッフッ!できる人間は確認を怠らないのです。なんてことを考えながら一人悦に浸っていたんですけど、よく見たら10分くらい経ったのに行列のメンバーが変わっていません。

 どうやら先頭の2人が持ち込んだ郵送物が面倒なものだったようで、やけに手こずっています。一人は5~6枚くらいの封筒を持ち込んで、速達、書留、普通とそれぞれ注文をつけているもよう、もう一人は小包のようですが、それの送料がいくらなのか調べているもようでした。窓口は全部で4つあるものの、2つは簡保郵貯の窓口のようで、郵便の端末がないせいか使っていません。で、3人いるので対応していない局員が先頭の後ろの人の封筒をあずかってるようですが、先ほども言いましたように端末が2つしかないので、それを持ったまま突っ立っている状態です。

 あ~これはダメだ!いつまでかかるかさっぱりわからなくなってきた!って思ったところで、小包の客が禁断のセリフを言っちゃいました。「これ、いつ届きますかね?」あ~、言っちゃった~!「ちょっとお待ちください」と言ったまま、客を残して奥へ行っちゃった局員のおっちゃん。まぁ、質問されれば、誠意をもって答えますよね。ところがこのおっちゃん局員は端末を終了させてないものだから、次のお客の処理ができません。そのうち、禁断の質問をした客がいたたまれなくなって、「あ、別にいいですよ。明後日までに届いてくれれば!」って奥に聞こえるように声を掛けるんですが「もうちょっと待ってくださ~い」だそうです。

 徐々に待っている客のまとう空気がピリピリしはじめたところで、おっちゃん局員は、「あ、この時間ならもう一回取りに来るから、明後日には着きますよ」ですって。禁断の質問客は既に伝票を懐にしまい込んでおり、体は出口の方に向き、カウンターに置いた手がかろうじておっちゃん局員からの返事を受け止める体勢を維持していましたが、おっちゃんが言い終わる直前に「じゃっ、お願いし・・・」って言い残して帰って行っちゃいました。おっちゃん局員はというと、いい仕事したぁ!って感じの顔、思わず吹き出しそうになりました。その後は面倒な客は現れず、それでもなぜか時間がかかり気味に客をさばき、ようやく私の番が回ってきました。3人のうちおっちゃん以外の2人は何もなかったような顔をしててきぱき仕事をしていましたが、このおっちゃんだけは、妙につかれたようなお顔をしてまして、運悪く私の封筒もこのおっちゃんが処理するめぐりあわせになっちゃいました。

 で、「書留でお願いします」って言ったら「あ、丁寧な書留と簡易書留があるけど、簡易の方でいいでしょ」ですって!えっ、急にぶっきらぼうな対応になっちゃったものです。まぁ、それでよかったので、「はい、それで結構です」って答えると、ブツブツ言いながら端末をつつくんですが、どうもいうことを聞いてくれなかったみたいで、おっちゃんのイライラの高まりがこっちにも伝わってくるようでした。

 私は何もしてませんよ!

 で、一通り支払いが済んだところで、「あのう、いつ届きますかね?」と聞いてやりました。我ながら意地悪なことをしたもんですが、なんか八つ当たりされたような気がしたので、ちょっとからかってやろうと思ったんですね。そしたら、「明日はわからない!明後日なら確実!」ですって。なんか怒ってますね。

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 まぁ、別にどうでもいいんですが。

 まったりゆったりした時間を過ごそうと入った簡易郵便局※でしたが、思わぬ収穫でした。いやぁ、面白かった。3人のうち2人はサクサク仕事をしていましたが、あのおっちゃんが一生懸命やればやるほど全体のリズムが崩れていました。

 ちなみに、仕事ができる2人でも、妙に時間がかかったわけはレジのお金を数えていたからみたいでした。普通は封筒のサイズをタッチ画面で指示して、重さを量るとすぐに金額が表示されます。そして、預かったお金を機械に入れるとおつりが出てくるんですが、今日に限っておつりを別のところに取りに言ってましたからね。たぶん、小銭を数えるケースみたいなのに入れてたんでしょうね。

 1時過ぎに行ったので、昼休みの混雑が終わったあたりで、いつも数えてたんでしょう。それは別にいいんですが、そんなときにあのおっちゃんを加えたら、そりゃ、余計に混乱しますよ。

 帰り際に「じゃあ、よろしくお願いします。」って言ったんですけど、おっちゃんはこちらが言い終わる前に、プイッと背を向けてしまいました。

 で、そのおっちゃんに他の局員さんが声を掛けたんですが、その時かすかに「・・・局長、あのう・・・」って聞こえちゃいました。

 局長さんでしたか・・・。

 

※このブログで扱った簡易郵便局は直営郵便局の誤りでした。ごめんなさい。