さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

240 もう、同調圧力の次元を超えちゃってます。

 みなさん、こんにちは。

 

 山田内閣広報官がお辞めになったニュースは、今朝から何度も報じられています。

 予算委員会もこの件で30分開始が遅れたとか。

 まぁ、別にいいんです。悪いことしたんだから、お辞めになって当然だと思います。割り勘にしておけばよかったんですけどね。慣例みたいになってたんでしょうね。

 それにしても、野党やメディアやそういう界隈の方々は相手が女性でも容赦しませんね。まぁ、ジェンダー平等なんでしょうから、それはわかるんですが、まだ、男共が残ってますよ。きっちりケジメとやらをつけていただきたいものです。

 それにしても、ちょっと気になることがあります。

 山田さんって自分が悪いことをしたから辞めるんだって思ってないでしょ。政府も与党もたぶんそうです。野党やメディアの追求をこれ以上躱しきれない!場合によっては選挙に響いちゃう!だから、やっぱり辞めさせよう!っていうことでしょ。これでは今後もこうしたことは起きますよね。

 それに、別に国民投票をしたわけでもないのに、勝手に世論だと思うのも変ですよね。

 だって、私は何も聞かれてませんよ(当たり前ですが…)。これって、森さんの時もそうでしたし、山ちゃん(山下JOC会長)や丸ちゃん2号(丸川大臣)もそうですが、先ほどの野党やメディアやその界隈の人々が騒いだだけで、それを大多数の国民の意見とするのはおかしいですよね。

 政府や与野党とその関係者、そしてメディアも含めて何人いるのか知りませんが、10万人もいないでしょう。たったそれだけの人々の中でやれ世論が~!とか言ってるのはおかしいです!じゃあ、SNSは?って聞かれても、そんなの著名人のものしか注目しないでしょ。それにいろいろと工作することで、さも多数の人の意見が出ているように見せることもできますよね。

 ですから、今の風潮っておかしいんです。

 はっきり言って、公務員でありながら、接待を受けてしまったら、税金を公平に使うことが疑われてしまいます。だから、悪いことなのです。これが民間企業同士なら、奢った、奢られたくらいで問題にはなりません。税金で給料を貰い、税金を使って事業をする立場だからダメなのです。彼らの処分を政治的な駆け引きに使っちゃうから、余計にそのあたりがぼけちゃうんですよね。

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 それにしても、このところのメディアの煽りはひどいですね。

 またまたツイッターからですが、最近のメディアの煽りから個人への攻撃について、文化大革命みたいっていう意見がありました。

 ハタと膝を打ち、「そうだ、この気持ち悪さは文化大革命みたいなものだったんだ!」と大いに納得しちゃいました。

 だって、今の日本の世論と呼ばれる空気というか雰囲気は、先ほども申しましたように問題の本質など置いといて、煽られるままに急激な高まりを見せている…ように報じられています。それに釣られて多くの人が何となくそうなんだろう、いや間違いなくそうだ!あいつが悪い!ってなっちゃってます。これって、もう、同調圧力の次元を超えちゃってます。

 そもそも、同調圧力ってなぁに?っていう疑問に対してwiki選手は「地域共同体や職場などある特定のピアグループ(英: Peer group )において意思決定、合意形成を行う際に、少数意見を有する者に対して、暗黙のうちに多数意見に合わせるように誘導することを指す」としています。…ここで重要なのは「少数意見を有する者に対して」のくだりです。今の日本は逆ですよ。少数意見を盛大なプロパガンダで多数意見のように伝え、扇動しますからね。ですから、森さんにしても、日本人が全員あの人の話の全文を読めば意見は分かれたはずです。だから、メディアは切り取り報道をします。今回の山田さんについても、予算委員会での釈明が不十分だから辞めろっていう方向で煽りましたよね。本当はそれ以前の問題なんですけどね。大切なことは、野党やメディアやその界隈の人々の言ってることは何となく正しいことのように思わせていることです。そして、これは同調圧力などではなく、プロパガンダや扇動によりまるで大多数の意見であるかのように欺くわけですから、悪意や何らかの目的に基づいた行為とも言えますね。

 例えば10人のグループのうち7人がカレーライスが食べたいと思っていたら、残りの3人は何となくうな重が食べたくても言えなくなっちゃうのが同調圧力で、今、問題にしているのは、3人がうな重を食べたい場合、残りの7人を欺いて、みんなうな重が食べたいんだなぁという空気を作ることです。7人のうちの1人ずつ、「あの子もこの子もみんなうな重が食べたいんだって」って声をかけることで、うな重にしようってことになります。まぁ、カレーやウナギはどうでもいいんですが…。

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 中国の文化大革命は、元々は大躍進政策の失敗により劉少奇らに実権を譲らざるを得なくなった毛沢東復権するために企てた政治闘争だったんですが、紅衛兵(若者や子供で構成)の暴走から制御不能になり、一説には数千万人の犠牲が出たと言われています。この権力闘争はまぁ、どこにでもあることですし、当初は劉少奇をはじめとする指導層の打倒が目的だったようです。

 で、そのやり方が、紅衛兵によって取り囲まれ自己批判を強要されます。要するにつるし上げです。そのうち手が出る足が出るで暴力がエスカレートし多くの死者を出しました。周りにも多くの人々がいましたが、自分が標的にされてはたまりませんので、これを黙認、あるいは紅衛兵に協力するものまで現れるようにもなっちゃいました。

 初めのうち、主に狙われたのは医師や教師など社会的地位の高い人々でしたが、次第にわずかな落ち度を理由に誰でも狙われるようになったようです。やがて派閥同士の内輪もめ(共産党の名物みたい)を始め、最終的に人民解放軍に鎮圧されちゃいました。

 別にこの文化大革命をして、かの国を非難するつもりで書いているのではありませんよ。どの国にもタブー視されている歴史がありますからね。

 問題は落ち度があった人間を取り囲み大声でつるし上げるやり方、周囲の大多数の人間もそれに抗うことができず、次第に責める側に加担してしまう状態にあったと考えています。なんかそっくりでしょ。今のところ、暴力(?)こそ伴いませんが、やり口は同じです。紅衛兵の代わりはメディアが務めています。要するに紅衛兵もメディアも少数ではありますが、理由がどうであろうと、結局、周囲の大多数の人々が彼らを支持してますからね。

 さらに問題なのが、はっきり言って、言いがかり以外の何物でもないことであっても、そうなっちゃうってことです。言ってみれば紅衛兵の気分次第って感じですね。もちろん彼らには彼らなりの言い分はあるんでしょうけど、石平さんによれば、毛沢東の写真が載った新聞紙を包装に使ったおばあさんまで被害に遭ったそうです。

 もう、メチャクチャです。

 でも、似てますよね。切り取りの報道で扇動し、それにまんまと騙された人々が寄ってたかって元総理のおじじを攻撃したんですから。

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 今後、この様な風潮が強くなってくると、メディアが主導する世論と呼ばれるヘンテコリンな主張に対して、誰も何も言えなくなっちゃうかもしれません。

 そんな世の中になってほしくないので、柄にもなく最近こういう話をしつこく書いています。ホント、しつこいですよね。ごめんなさい。

 とりあえず、邪な者達の尖兵である主要メディアに鉄槌を下さなければなりませんので、「見ない、買わない、信じない」で行ってみようと思います。

 まぁ、「だからどうした!」と言われてしまえばそれまでなんですが、私は私で孤独な戦いを続けてみようと思っているんですよ。(なんかかっこいいですね)