みなさん、こんにちは。
昔、とにかく紙に書いた文字で何もかも伝えようとする人がいました。
上司への報告も、上司がちょっと席を開けた時に用意していた書類を机に置きます。しばらくして上司が帰ってきます。報告した人も自分の席にいます。で、一通り書類に目を通した上司が、「~君、これはこれでいいんだけど、そこにいるんだから、直接渡してくれたらいいじゃないか」というと「ハァ、すみません」と愛想笑いを浮かべながら言ってましたが、私にはその前に「チッ」っていう舌打ちが聞こえました。
まぁ、こういう人って結構いますよね。
で、そんなことを全方位にやってると、当然他の人からも「なんでアイツはいつも口で言わないんだろう?」ってなっちゃいます。
別の先輩社員からそのことを指摘された時も、「ハァ…」と妙な返事はするものの、頑なに「わかりました。今後は口頭でお伝えするようにします」とは言いません。
私は別に仕事上何も影響がなかったので(担当エリアが全く違いましたからね)、本人も気を許していたのか、「何が悪いのか、さっぱりわからない」みたいな愚痴をたまに聞くことがありました。本人にしてみれば、紙に書いたものを渡した方が確実だし、見直すこともできるんだから、そっちが良いに決まってんじゃん!って言ってましたっけ。まぁ、それはそうなんですが…。
確かに書面で伝達する方が確実なんでしょうね。
でも、されたほうは、「口を利きたくないのかな?」っていうモヤモヤをかかえちゃいますよね。だって、本人がそこにいるんですから。
では、この人は誰とも口を利かず、書面だけの人間かと言ったら、そうでもないんです。先ほども申し上げましたように、それほど親しくない私(私はそう思っていましたよ)には愚痴を言いますし、馴染みの建材屋さんや自分が発注する業者さんにはペラペラと何時までもしゃべってます。
だからなおさら「口を利きたくないのかな?」って書面扱い(?)の人々は思っちゃいますよね。
で、そんなことをやってると、次第に居づらくなるのも当然の成り行きってヤツで、やがて上司の机の上に辞表だけおいて、何の協議もないまま辞めてしまいました。
程度に差があるとは思いますが、今まで結構いましたよ。
ただ、この人達は人と話をするのが苦手だとか、苦痛だっていうのとは全く違います。
そういうことで悩んでいる方々とは全く違います。
単に、話したくない人とは話さない!っていうだけですね。書面の方が~っていうのは方便のような気がします。
もちろん、書面の有効性を疑うものではありませんが、今、そこにその書類を渡すべき人がいるのなら、一声かけて渡せばいいだけのことですからね。
あ、時間が無くなってきたので、この続きはまたお話します。
次回は、これに別の要素も加わって、さらに拗らせちゃった人についてお話してみようと思います。
それでは、また。