みなさん、こんにちは。
静岡県熱海市の土石流災害について、救出された人が何人もいるって聞き、少しホッとしています。しかし、安否不明者の数が減らないのが本当にもどかしいです。早く救助されてほしいと願っています。
未だにあのショッキングな映像が頭から離れないんですが、ネットでは崩れた山のすぐ脇にあるメガソーラー建設が原因じゃないのか?っていう話が出てますね。また、いやいや、そうじゃなくって、盛土した土が流れちゃったとも言っていました。実際どうなんでしょうね。
現在二人の命が奪われた災害である以上、原因の究明は絶対にしてほしいんですが・・・、またうやむやになっちゃうのかなぁ…、とも思ってしまいます。それくらい政府も、自治体も信じてないんですよね。あ、あとメディアも…。都合が悪いことは隠しちゃいますからね。
細野議員がなんか言ってましたが、騒ぎがおさまったら、静かになりそうです。
ところで、このメガソーラーですが、知人が務めている会社(注文住宅のハウスメーカー)の社長が最近わざわざ土地を買って作ったそうです。会社には関係ないし、社員には迷惑かけないからって言ってたくせに、結局そこの草刈りはこの知人がさせられてるんだとか…。まぁ、いいんですけどね。
で、この知人が憎らしそうに言うには、「ウチの社長は、今日はいくら発電して儲かった!とか、昨日は曇りだったからイマイチだったなぁ!とか言いやがるんだ!」って言ってました。まぁ、草刈りさせられてるんだから、気持ちはよくわかります。でもね、メガソーラーやる人って、実際そういう人だからやるんでしょ。いや、まぁ、その、儲かるからやるんですよね。
しかも、一応環境活動の一翼を担ってます!的なアピールまでできちゃいますからね。
儲かる上に良い人、良い会社のイメージまでおまけでついてきますから、美味しいことこの上ないわけです。まぁ、いわゆる環境ビジネスに対して、私はそんな印象を持っています。もちろん「いやいや、私は純粋に私たちの住む地球環境のことを考えて取り組んでいるんですよ!」っていう人もいるのかもしれませんけどね。彼らにしてみれば、良いことをして、自分たちの懐も潤うんだからいいじゃないか!というところなんでしょう。まぁ、間違ってはいませんが、ちょっとずれてるような気がするんですよね。
実は私、最初に勤めた会社で、突然太陽光発電を扱うことになり、シャープだったと思いますが、メーカーの販促訓練合宿みたいなのに強制的に参加させられたことがあります。
確か社会人になりたての頃でした。
その会社で、私はエクステリア工事、門とか塀とか庭とか駐車場を設計施工する業務をしていたんですが、その会社ではもう一つ、屋根工事もやっていたんですね。その関係だと思います。家の屋根に乗っけるタイプの太陽光発電です。まだ政府や自治体からの補助金が出てた頃なので、ずいぶん前の話ですが、あれは嫌でしたね。
この合宿は1泊2日で行われ、最初にちょこっとだけ太陽光発電がいかに環境に良いのか映像を見ました。で、その後はひたすらセールストークの訓練と、お客が何年で設置費用を償却できるのかのシュミレーションの練習でした。二日目の最後には、必勝鉢巻きを締めて、売るぞ~!ってシュプレヒコールまでやらされましたからね。
私の環境ビジネスアレルギーはこの時にしっかり根付いたんじゃないかと思っています。案の定、私は一件も売りませんでした。売れそうになった時もありましたが、発電効率や設置部分の劣化などのデメリットまで話して、やめてもらったこともあります。
今だから言える話ですけどね。
実際、瓦職人に言わせると、あんなもん家の屋根に乗っけていいことがあるわけねぇだろ!っていうのが本音のようです。
まぁ、儲かるとか、電気代が節約できるからとか言って、新しいものを売りつけるのが嫌だったんですね。
で、今回その思いをさらに強くしたんですけど、環境に良いことをしようと思ったら、新しく何かを作ったりしなきゃいけないんでしょうか?
自動車がわかりやすいので、いつもこの話になっちゃいますが、日本車のエンジンって、凄まじい燃費性能ですよね。これは省エネの方針に従ったもので、実によくできていました。家電もそうです。省エネの方針の時は、それほどそのことに嫌悪感は抱かなかったんです。だって、別に何か新しく買ったりしなくても、次の買い替え時期に選べば済みますからね。ところが、2030年だったか2040年だったか忘れましたが、電気自動車しか新車として作れなくなるような話が出ているでしょ。買う側の問題もそうですが、作る側はもっと深刻なんですよね。電気自動車って、部品が少なくなっちゃうらしいんです。自動車産業はすそ野が広いですから、小規模に部品製造をしていた工場などは仕事が無くなっちゃいます。メーカーは別に痛くもかゆくもないのかもしれませんが、こういう問題ってこの環境ビジネスでは本当に良くあります。
あ、そういえば、レジ袋を作っていた会社が、従業員を一斉に解雇しましたよね。
私が環境!環境!と聞く度に嫌な気分になるのはこういうことがあるからで、どうして新しい産業形態に変えないといけないのか、誰も説明しませんからね。
プラゴミで海を汚してはいけないのはわかりますが、それなら不法に投棄してる人や団体を罰したらいいことで、わざわざ制度を変えることではないと思うんですよね。
それに、省エネってそもそも石油が無くなっちゃうからっていうことで始まった運動でしたよね。それがいつの間にか気候変動にすり替えられてしまいました。でも、冬はやっぱり寒いから、その間は温暖化の話が使えないとなると、今度は海洋汚染を言い始める始末です。
要するに新しい産業を立ち上げて、早い者勝ちで富をかっさらおうって筋書きなんじゃないですか?そういうところがチラチラするから、胡散臭いって思っちゃうんです。
このところ、太陽光発電に関わる業者の不祥事をニュース等でよく効きますが、そもそも、儲けることしか考えていませんからね。当たり前と言えば当たり前なんです。
そんな中、会社の同僚はペットボトルの分別や、できるだけごみを出さないように気を付けてるって言ってました。私はしませんが、こういうことをしてる人には好感を持っていますよ。自分ができる範囲で、自分が納得する形で環境問題に取り組んでいますからね。誰にも強制されず、強制せず、っていうスタンスでやってるのなら、いいんじゃないでしょうか。環境ビジネスやってる連中とは見据えてるところが違いますからね。
話を冒頭の熱海市の災害に戻しますと、今回の土石流がもしも、そのメガソーラー設置が原因だと思われるとしたら、もう、このあたりで、環境政策や環境ビジネスについて、見直したほうがいいと思うんですよ。別に誰かを罰してほしいって言ってるわけではありません(できるものなら…やってほしいけど…)。政・官・財・メディアが妙に連携してることってろくなことがありませんから、それだけで察しがつくってものじゃないですか。
関わる人すべてが悪人とは言いませんが、本来の目的を忘れてしまったような人々に引きずられて生きていくのはまっぴらごめんって感じです。
あ、そういえばあのインチキ選挙で当選したって言ってるアメリカの大統領は売電でしたよね。・・・、こんなヤツばっかり!
この週末に予定していた職場のダメダメちゃん「バレなきゃいいんだよ!」の続きは来週末に書こうと思います。万が一、気にしておいでの方がいらっしゃったら、ごめんなさい。昨日の土石流の映像のショックが抜けきっていないので、ご容赦ください。