渋野さん、残念でした。
しかし、インタビューでの笑顔は素晴らしく、やっぱりスポーツ選手っていいよね!と改めて思いました。今後のご活躍を期待しています。
さて、本格的に寒くなってくると外套もごっついものになりますね。
その下にも何枚も着るようになります。そうなると思うのが、あ~ポケットの季節だね~、です。…まぁ、いいじゃないですか、そう思うんだから。
下着代わりのヒートテックにはついていませんが、その上に着るシャツの胸元にもポケットがあります。その上に着る作業着の上着には胸とお腹にそれぞれ左右にポケットがあります。胸のポケットに至ってはフタまでついています。そしてコートにもポケットがありますね。本当にポケットだらけです。ズボンにも前後左右にポケットがあります。右前にはポケットの中に小さなポケットまで用意されています。
以前の私はこのポケットにできるだけものを入れていました。特に作業着の上着の胸ポケットには折り畳みの財布と手帳と名刺入れ、携帯(ガラケー)電卓に三角スケール、さらにはペンや赤鉛筆計3~4本を左右に分けて収納していました。ですから重い重い。何かの拍子に作業着の上着を脱ぐと、あ~これが普通の世界なのか!と思うくらいの解放感に包まれます。よく女性が胸の重さで肩がこるっていうのを聞きますが、本当に肩がこります。そう思って襟元を触ってみると、恐ろしいくらいに緊張しています。作業着でなかったら、破れちゃうかもしれません。じゃあ、そんなにたくさん入れなきゃいいじゃん、ジャンジャン!という声はごもっともですが、私は無類の忘れ物常習犯ですので、致し方ないところもあったんですね。
コートを着るようになり、それでも外に出て、中に入って、また外に出てと繰り返している間その収納物はそのままなんですが、ずっと外にいると、作業着の胸ポケットから取り出して使ったものをついついコートのポケットに入れてしまうことがあります。そうなると大変です。あれっ?ないっ!どこへやった?っていうのが日常的に発生します。ポケットがたくさんあるのにも困ったものだったのです。
作業着のお腹にある左右のポケットなんですが、なぜか左側にはゴミを入れる癖があります。ゴミといってもレシートとか読み終わった付箋とかなんですけどね。これはそうしようと思っていたわけではないんですが、そうなっちゃいました。不思議です。では右側は?といいますと、カギや道具を入れますね。スケールとかドライバーとか入れます。これもまた、いつの間にかそうするようになりました。そんなことってありますよね。しかし、お腹のポケットっていうのは思いのほか懐が浅く、かなりの頻度で中のものがこぼれ落ちます。けっ決してお腹が圧迫してるからじゃありませんよ!ちょっとだけです。屈んだ時や逆に背伸びするようなときによく落ちます。屋外ならいいんですが、お客さん家の中で落としてしまうと、家の修理に来たのか傷つけに来たのかわからなくなります。胸ポケットの重さと同時に、お腹ポケットの問題点でした。
では、ズボンのポケットは何をしていたのかと言いますと、…何もしていませんでした。何もいれなかったんですね。よくお尻のポケットに長い財布(お札入れ)を差しているひとがいました。それを見る度に「いいなぁ、アレ」と思っていて、ある時やってみようと昔の長い財布を差して過ごしました。ちょっときついんですが、ポロポロ落ちないから、まぁいいか、と思っていました。ところが、帰宅して財布を取り出してみると愕然としました。財布はお尻のラインにどおりに見事に曲がっており、中のキャッシュカードまで曲がっていました。自分でもちょっときついなぁと思っていて、財布も曲がっちゃうほどの圧力がかかっていたということは、ズボンにも苦しい思いをさせていたに違いありません。関わったものすべてを不幸にする行為だと気が付きましたので、それ以来お尻のポケットには何も入れていません。
ズボンの前側のポケットはと言いますと…、何も入れません。だってなんか入れるとそこがチンモリ膨らんじゃいます。かっこ悪いです。かっこ悪いの嫌です。それに、中に入れたものを取り出そうとしたら、体をくの字に曲げてなんとなくスペースを作り手を差し込まなければなりません。お世辞にもスマートな振る舞いではありません。やっぱり、かっこ悪いの嫌です。
あのう、勘違いされてはいけませんよ。そんなにデブデブしているわけではありませんし、パッツンパッツンなズボンを好んで穿いているわけではありません。野球をしていたせいか、お尻がちょっとだけ大きいようで、ウエストにあわせたものはお尻がきつくなりがちですし、お尻が楽だとベルトをギュッと締め付けるようになっちゃいます。どちらかというと、スリムなほうがダボダボなものより今風(?)な気がするので、そうしているだけです。まぁ、ズボンのポケットは飾りでいいです。ほんとです。
一応ポケットの問題について、今ではウエストポーチを使うことで改善しました。
道具を収納しなければならない時には、大工さんが使うような腰袋の小型なものを使うようにしています。こうすることによって、肩のこりや物の紛失を予防することができたというわけです。しかし、元々薄着の夏はウエストポーチを使っていたわけで、それを冬にも使おうと思ったのは、先ほどの理由だけではありませんでした。
ある日、洗濯して干しておいた作業着の上着が、ひどく歪んでいることに気が付いたからでした。まだ2~3か月しか着ていないにもかかわらず、胸ポケットとその周辺が特にダラ~ンとのびていました。何者かに蹂躙されてしまったようなその姿に驚き、このままではイカン!と冬場はかさばるのでやめていたウエストポーチを使うことにしたんです。結局作業着の上着のお腹の右ポケットにカギを入れるだけで、他のポケットはほとんど使わなくなっちゃいました。
ちなみに、下着代わりにヒートテックを着ると書きましたが、あれは上だけです。下、つまりズボン下の方は釣りのとき以外は穿きません。これは私のプライドにかかわる重要なことですので、お伝えしておかなければなりません。それに、あれって暑くなると蒸れちゃいますから嫌なんですよね。あの気持ち悪さに比べたら、足の寒さなんかなんともありません。元々血行がいいのかもしれませんが、足が冷えるような経験があまりありませんので、今後もそうしていきます。冷え性な方が着用されるのは良いことだと思っています。
あ、ポケットの話でした。
まぁ、今ではほとんど飾りになったと書きましたが、コートのポケットって、現場ではよくものに引っかかります。歩いている時にそれがおきると、まるで誰かに引っ張られているような錯覚を覚えます。で、当然「なんだよ!」とか言っちゃうわけで、それを近くにいた職人さんたちに見られてしまうと、いたたまれなくなっちゃいます。
まぁ、現場でやっちゃうのはシャレで済みますが、お店(特にホームセンターは要注意)なんかでそれをやった日には、向う3ケ月は出入りできなくなっちゃいます。
これについては今のところ良い予防策がありません。
困ったものです。