さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

837 ちょっとしたことなんですが・・・。

 みなさん、こんにちは。

 

 実家の町内会長さんが急逝されたそうで、母親や兄夫婦はてんやわんやになっちゃってます。

 私も今日は休みだったんですが、準備に駆り出されちゃって・・・。

 なんの準備かって言うと、帳場をすることになったそうで、その準備です。

 ただ、私の実家と町内会長さんのお宅の間には5軒もあるんですよ。

 なので、準備をしてる者全員が、妙な顔つきになっちゃってたんですね。

 亡くなった町内会長さんは60代前半で、その死因はよく知らないんですが、少し前から背中が痛いって言ってたそうです。

 この人、とっても世話焼き(いい意味で)な人で、町内会の雑用なんかもニコニコしながら、あっ、やるやる!って言ってやっちゃうような人でしたし、それだけにいろいろなこともよく知ってるので、結構みんな甘えていたようです。

 こういう人がいるから世の中は何とかやっていけるんだよね!って、その町内に住んではいませんが私でさえ思っちゃってました。

 別に有名人でも何でもないけど、本当に惜しい人っていっぱいいますよね。

 生前いろいろとお世話になったことに思いを馳せ、心からご冥福をお祈りいたします。

 さて、今回のブログでお話したいのはその後の顛末でして、どうして町内会長さんのお宅から離れた私の実家が帳場をすることになったのかなんですね。

 我が町は田舎なので、結構こういう義理事っていうのは大事なんですが、基本的に帳場は両隣の家かお向かいの家が引き受けます。

 我が町というか、この地域では当たり前のようなことなんですね。

 で、町内会長さんのお宅のお向かいは農協なので、両隣のどっちかになるんですが、一方は高齢のおばあちゃん一人暮らしなので難しく、もう一方のお宅Aさん(60代)の家になるはずだったんですね。

 町内の長老もこのAさんに「日頃世話になってたんだから帳場しっかりやってあげないとね」って言ってたそうなんですが、その日の緊急町内会の席で「あ、帳場は川上さん(実家)にお願いしますね」とやっちゃったそうで、理由が「ウチは帳場に適した建物じゃないんで・・・」だったそうです。

 ちなみに、その緊急町内会っていうのは町内会長さんの葬儀などをみんなで協力するにあたり、その役割を決めるためのものだったんですね。

 各家から誰かが参加するんですが先ほどの長老は息子に代を譲ってますのでいませんし、そこには町内会長さんのご家族もお見えになっていました。

 で、私の実家からは母親が出席してたんですが(兄夫婦は仕事だったので)、ご遺族を前にしてイヤイヤはできないので、「はい、わかりました」と引き受けて帰ったそうです。

 周りには40~50代のおじさん達もいたようなんですが、それについて誰も何も言わなかったんだとか・・・。

 後でわかったんですが、このAさんって本来なら今年町内会長をするはずだったのを、別の祭りの役があるため亡くなった町内会長さんに頼んで代わってもらっていたんだとか・・・。

 まぁ、話はこれだけなんですが、なんか、今の世の中の問題が詰まってるような気がするんですよね。

 別に極悪人がいるわけでも悪意が渦巻いてるわけでもないんですが、一人のわがままを制御できないでいると、いろいろなものが壊れていきますね。

 今回はこのAさんに問題があるんですが(帳場を断る理由がちょっとねぇ・・・)、そもそも毎年順番が回ってくる町内会長を別の人に代わってもらうっていう時点で、ちょとおかしいんですが、その時もまぁいいんじゃないのってしたもんだから、もう、ナメちゃってるみたいなんですよね。

 誰だって人の死なんか望んでないし、帳場をやりたがる人なんていないでしょ。

 ですから、こういうのは決めごとがあって、それを守ってやるのが波風が立たなくて済むんですね。

 誰かがしなきゃならないんですから。

 でも、今回Aさんによって慣例が慣例でなくなっちゃいました。

 別に何でもかんでも慣例に従えばいいって言ってるんじゃないんですよ。

 さっきも言ったように、誰もやりたくないようなことは、そういうのに従った方が物事がスムーズに運ぶと言ってます。

 そして、こういう慣例の破壊者に対して、周囲が何も言わないっていうのは、自分で自分の首を絞めるようなものですよね。

 今回は私の実家になぜかお鉢が回ってきましたが、今後はどこにそれが行くのかわかったもんじゃありませんからね。

 もしも、今回私の母親がいや、それはおかしいでしょ!なんて言ってたら、たとえそれが筋が通らないからという理由でも、傍から見れば嫌だから言ってるってことになります。

 ですから、このAさんもダメダメちゃんなら、同席していたおっさん達もダメダメだよね~!って思うんですよ。

 まぁ、仮に母親ではなく兄がいたとしても結果は同じだったんでしょうけど、あ~、そこに私がいたかった!(住んでないから資格はないんですが・・・)

 もしいたら、「わかりました。ご生前、大変世話になりましたので喜んでさせていただきます。あ、あと、今後、帳場などについては慣例に寄らず、こういう場で話し合って決めるってことでいいんですね」くらいは言っていたと思うんですよ。

 無言でAさんのわがままを黙認してるやつらをそのままにしては置けませんからね。

 そして、彼に同意するっていうことは、これまでの慣例を改めるっていうことになるって自覚させなければなりません。

 だいたい、祭りの役があるからって町内会長を代わってほしいと亡くなった町内会長さんに頼む時点ですでに慣例破りしてますからね。

 だって、祭りは何年かに一回ですが、町内会長は毎年誰かがやってるので、必ず兼任するじゃないですか。

 何度も言いますが、しきたりやら慣例やらがすべていいなんて思ってません。

 しかし、それらを覆すにはきちんとした理由がいると思うんですよ。

 自分の好き嫌いで勝手なことをしておきながら、後付けで「がんじがらめの世の中なんかまっぴらだ~!」なんて言ってもみっともないだけなんです。

 でも、そのみっともないことを誰も咎めることができないんですよね。

 それが一番の問題ですね。

 変な人はいつの時代もいたわけですから。

 

 

 

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