みなさん、こんにちは。
参議院選挙が終わり、あ~!ダメだこりゃ!って思っていたら、TVが民主主義の国とそうでない国の割合って60:100なんだよね~!みたいなことを言ってました。
で、ちょっと前のブログにもそのことを書いたんですが、そもそも民主主義とか民主制ってなぁに?って言うことでwiki選手に聞いたところ、「人民が国または地域の権力を所有し、それを自ら行使する政治思想または政治体制のこと」なんだそうです。
つまり私も他の人と同じように権力を持ってるってことですよね・・・。
ないよ!そんなもん!
あ、いや、基本的人権みたいな権利はありますよね。
そして日本は自由主義でもあるので、他人の権利を侵害しな限りにおいては自由です。
でも、それは民主主義とはちょと違いますよね。
例えば、ロシアのプーチンが戦争をおっぱじめたことについて、私はこの際、徹底的にロシアに制裁を加えて、もう許して~!っていうところまで追い込んでやって、北方領土を取り返しちゃえ!って思ってますが、そのようになるかといえばなるわけがありません。
だって、私と同じように権力を持った人がいっぱいいますから。
日本人全員(まぁ、子供はね、子供だから・・・)がそれぞれ別々の考えを持ってますからね。
自分が思ったようになるわけがないんですよ。
じゃあ、みんなで話し合いますか?となった場合、少なくとも数千万人がその議論に参加するとしたら、議論の内容よりも、どうやってそんな大人数で議論するの?って話になります。
古代ギリシアやローマなら直接民主制ができたんでしょうけど、今は無理ですよね。
人が多すぎます。
なので、日本だけでなく、世界中の民主国家で間接民主制が採用されています。
選挙によって代議員(選挙民の代表)を選んで、議会を形成するやり方です。
そして、政府(あ、大統領とか総理大臣とか)も直接選挙か、選挙で選ばれた人々による選挙(ややこしいですね)で選ばれた人によって運営されます。
まぁ、当たり前のことを長々と書いちゃってすみません。
でも、今、民主主義がむしろ後退してる理由って、これが大きくかかわっていると思うんですよ。
つまり間接民主制だと、国民一人一人が思っていることよりも、立候補してる人の主張を聞いて選ぶじゃないですか。
すると、これは良いんだけど、これはダメっていう人しか自分の選挙区にいない場合、困っちゃいますよね。
それでも、まぁ、なんとか選んだとしても、その人、あるいはその政党が言ってたことをきちんとやるとは限らないでしょ。
現にふみきゅんは選挙前と選挙後では全然違いますからね(笑)。
私、よく言われる政治不信っていうのは、議員が悪いことをするからっていうよりも、真面目に政策を聞いて選んだにもかかわらず、掌返しを平気でやっちゃうからなんだと思うんですよ。
こうなってくると、誰に入れたって所詮何も変わらねぇよ!って、赤ちょうちんで一杯ひっかけながらクダを巻くしかありませんよね。
さらに、その選挙をめぐって2020年のアメリカ大統領選ではおかしなことがありましたし、もう埒が明かないとなると、国民はデモ行進で意思を表明するんですが、どうも欧米のデモってかなり乱暴です。
特にフランスやベネルクスの方のデモは暴動に近い印象がありますよ。
どうしてこんなふうなのかといえば、そうしなければ要求が叶えられないから、逆に言えばそこまでやれば叶えてもらえるかもしれないからなんでしょうけど、こんなことを繰り返してたら、政府は何もできなくなっちゃいますよね。
これを見てか知りませんが、カナダのトルドー政権は、先日のトラック運転手のデモに対して非常事態法だか緊急事態法だか忘れましたが、一時的に政府に強大な権限を委譲する法律を発令しましたね。
一応すぐに止めちゃったので、まぁ、良かったんですが、これは民主制を一時停止するってことですからね。
選挙で選んだ人間が、選挙後いろんな言い訳をしながら言ってたことをやらないし、耳を疑うようなことをしたりする。
埒が明かないので結構乱暴なデモに訴える。
政権側は法律により、一時的に権限を政府に集中させる。
うん、確かに後退してますね。
で、後退、後退っていうのはどこに向かって後退して(進んで)いるのかというと、権威主義とか独裁主義といわれる方向ですね。
実際、人口で見た場合インドをどっちにするのかで大きく変わりますが、非民主的な国とすれば、明らかに民主主義国家は少数派になります。
では、その権威主義てなぁに?ってwiki選手に聞くと「権威をたてにとって思考・行動したり、権威に対して盲目的に服従したりする個人や社会組織の態度を指す。政治学においては、権力を元首または政治組織が独占して統治を行う政治思想や政治体制のこと」なんだそうです。
まぁ、わかりにくいんですが、ロシアをイメージすればいいのかな?って思ってます。
中国は選挙自体ないので、独裁制ですね。独裁制の全体主義です。共産主義って言ってますが、貧富の差がとんでもなく大きい共産主義なんて聞いたことがありません。
で、この権威主義とかって聞きようによってはひどく窮屈で、抑圧された感じがしますが、その国で暮らしていくにあたり、現政権を支持している限り、迫害されることはないんでしょ。まぁ不正や腐敗はお約束のようにあると思うんですけど、とりあえず、今の元首にバンザーイって言っておけばOKです。
なんか変だなぁ!って思っても、とりあえず言うことを聞いてれば銃を向けられることはないし、場合によっては最低限の生活は保障されるかもしれません。
アメリカや西ヨーロッパ諸国が民主主義はいいよ~♪って言っても、容易に権威主義から民主主義に転向しないのは貧しいからだと思うんですよね。国が。
中国は景気が良いじゃないの!っていう人がいるのかもしれませんが、あの国の国民の大部分は貧しく、一部の者、特に沿岸部の大都市に富が集中してますからね。
だから、中国の金持ちは中共と手を組み、中国の貧乏人は中共に従うんでしょう。
それでも、貧乏人は貧乏人なりに、なんとか生活ができるのなら、わざわざ文句を言って命を危険にさらすよりはマシ!って思ってるんじゃないでしょうか。
ですから、権威主義の国には途方もない一部の金持ちと、圧倒的多数の貧乏人っていう構図は変わらないんでしょうね。
これ、何となくわからないでもない話なんですよね。
それに対して、いささか国民全体の生活水準が高めの先進国が採用してる民主制は先ほどの選挙で選んでも意味ねぇじゃん!っていう問題に加えて、ここでも富の偏りが顕著になってきてます。さらに事実をきちんと伝えないメディアがその走狗になっちゃってるので、その権力とやらを本来持ってるはずの国民はまともな判断ができない状況です。
で、過激なデモに訴えると、民主制の一時停止っていう悪循環に陥ってしまいます。
う~ん、これは困ったことになってきましたね。
ただでさえ意見の一致が得られにくく、初動が遅れがちなのが問題の民主主義国家ですからね。
その上、その制度自体が機能不全を起こしちゃったら、世界は権威主義体制に飲み込まれちゃいますね。
もっとも、それで世界が平和になるっていうのなら、まだわかるんですが、あいつら戦争をやりたがるから・・・。
まぁ、そうは言っても日本はドバイから帰ってこないような人間を国会議員にしちゃうような国ですからね。
何も言えねぇ!て感じですよね・・・。
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