みなさん、こんにちは。
国会では18・19歳のAV出演強要を防止するための法案の審議をしてますね。
その名も「AV問題」・・・、なんだかなぁって思うんですよ。
そのうち、消費者金融問題とか起きそうなんですけどね。
とりあえず、まずはAV問題を扱ってるみたいです(・・・)。
そもそも、成人年齢を20歳から18歳に引き下げたのが問題の出どころなわけですが、ではこれがどうして引き下げられちゃったのかって言えば、憲法改正の国民投票を何歳からにする?っていう話から始まってるんですよね。
もともと硬性憲法である日本国憲法には、一応改正できるよ~!って書いてあるものの詳しいことは書いてなかったんですよね。
で、国民投票って言っても何歳から?っていう話が出るのは当然なわけで、自民党などは20歳といっていたのに対して当時の民主党は18歳、場合によっては16歳って言ってたそうです。
で、間をとって18歳にしよっか!って決まっちゃったようです。
はっきり言って、投票権の年齢引き下げは選挙対策以外の何物でもなく、新規の支持層の開拓に四苦八苦していた民主党としては、話に加わりたくなかった憲法改正議論であってもここだけは乗っかてきちゃったんですよね~!
で、今、こんなふう。
あのう、こんなことになるんなら、投票権だけ年齢引き下げをして、あとはそのままにした方が良かったんじゃないの?と思ってます。酒やたばこは今も20歳からなわけだし、少年法だって完全に18歳以上を切り捨ててはいないでしょ。
どうしても変えたいんなら、10年経つごとに成人年齢を1歳ずつ引き下げます(成人年齢を18歳にするのに20年かかる)、でいいと思うんですが、ダメなんでしょうか?きちんとしつける時間を与えておかないと、マズいでしょ。
日本の法律って、基本的に20歳を成人として扱ってきましたよね。
ですから、この関連の法律を改正するだけで膨大な数に上ります。
で、こういうのをかわすために使う便利なキーワードが「世界のスタンダード」っていう言葉。
世界は成人年齢を18歳にしてるところが圧倒的に多いから、日本もそれに倣う(揃える)べきだ~!っていう訳の分からない理屈です。
日本ではほとんどの人が高校に行きますよね。
中卒で働いている方が多いのならわかりますが、高校で教えてもらうことって働き始めてから知ることとは違いますよね。
っていうか、日本ってそういうことを学校では教えないじゃないですか。
AVの誘いに乗っちゃダメよ!とか、安易にローンを組んだり、消費者金融でお金借りちゃダメよ!なんてこと・・・。
私は成人年齢を引き下げるんなら、そういうことをやってからにしなさいよ!って思うんですよね。
でも、もうすでに18歳以上の人は成人としての権利と義務を手にしていますね。
それから、今のように問題点を考えるのって、段取りが悪すぎると思うんですね。
もっと言えば、そうまでして投票権以外の権利を18・19歳にも持たせようとするのはどうしてなんでしょうね。
世界のスタンダードなんて言う話は無視します!
私、やっぱりまたまた金目当てなのかなって思うんですよ。
よくわかっていない若者(場合によっては高校生)をくいものにしたり、あわよくばそこから親の持つ金にまで手を出したいって思ってる輩がいるような気がします。
ですから、私は投票権も成人年齢も20歳でいいと思っています。
若者が制度上どうしようもない壁に向かって不満や憤りを感じながら生きている状態の方がちょうどいいと思っています。
そういった不満や憤りといった渇きみたいなものを感じながら成人を迎えてほしいとも思っています。
欲しがってもいないところにポイっとあてがわれたところで、与えられたものを大事にするわけありませんからね。
最近の傾向じゃないんですが、好感度を上げられそうなら何でもあげる~!みたいな風潮もあいまって、こういう流れになってるとしたら本末転倒もいいところですよね。
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