みなさん、こんにちは。
ボクシングの元ヘビー級チャンピオンのマイクタイソンが一般人のしつこい挑発に腹を立ててパンチしちゃいましたね。
飛行機の機内での出来事だったようで、後部の座席から挑発を続けるこの不届き者に最後はブチギレしちゃって、背もたれ越しにパンチしたようです。
まぁ、手加減してたんでしょうし、周りの人(タイソンの知り合い)がすぐに止めに入っていたので大事には至らなかったようです。
で、件の挑発者はこめかみにうっすら血が浮いてる状態でカメラに写ってました。
いったい何を考えていたんでしょうね。
ツイッターの記事にはタイソンの以前の言葉として「SNSのせいで、他人に暴言を吐いても顔面にパンチを喰らわない状況にみんな慣れてしまっている」っていうのがあるって書いてありました。
そうですよねぇ。「何を言っても殴られることなんてないよね!だって殴ったら暴力だもん!」ってヤツでござんすね。
まぁ、SNSを使った誹謗中傷は殴ってやろうにもどこの誰なのかわかりませんから。
そして、今では法律で少しずつ摘発され始めましたが、氷山の一角でしょうし、大事にしたくない人はたくさんいるわけで、そういう人は泣き寝入りするしかないっていう状況は当分続きそうですね。
先日のウィル・スミス氏の鮮やかな平手打ちは、彼からいろんなものを失わせちゃったのかもしれませんが、世間に一石を投じたっていう意味では価値がありました。
私は言葉による侮辱や誹謗中傷もまた暴力だと思ってますが、世間の認識はあくまで可視化された被害にこだわりがあるようで、血を流したり痛みに悶絶していれば見ていてわかりやすいので、すぐに被害者認定してくれます。
それに引き換え、言葉や、圧力によって強制するなんて言うことはその被害が見えにくいものです。心の中はわかりませんからね。
それを補うものとして、他者の心の痛みを想像する能力が人には備わっていると思うんですが、どうやらそれは退化し続けてるような気がします。
私は暴力は肯定しません。
そして、原因によってその行為に対する罰を軽減するべきだとも思っていません。
その代わり、原因となった侮辱があった場合はそれもまた厳しく罰するべきで、暴力を受けたことによって軽減されるべきではないとも思っています。
そしてその罰は傷害罪と同じように扱うべきで、悪質なものは10年以上刑務所に押し込んでしまうべきだとも思ってますよ。
周りの人があてにならなくなりつつある現代、カメラやマイクを常に身につけておかなければならなくなりそうなんですが、それでもこの「先に手を出した方が負け」的な風潮は改めてほしいと思っています。
まぁ、冒頭のタイソンに殴られちゃったおバカは、ひょっとするとこれもまたおいしい!なんて思ってるのかもしれませんから、事件化しないかもしれませんけどね。
それでもさんざん挑発され、我慢できなくなって殴っちゃったタイソンが、加害者の体でそそくさと飛行機を降りなきゃいけないって言うのはいただけませんね。
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