みなさん、こんにちは。
アカデミー賞授賞式で、米コメディアンのクリス・ロックの顔を平手打ちする騒動を起こした米俳優のウィル・スミスについて、様々な意見があるようですね。
ネットで見られたもののうち多くの意見は暴力をふるったウィル・スミスは良くないけど、クリス・ロックも悪い的な、所謂喧嘩両成敗のようなものでしょうか。
まぁ、無難なところです。
私は北斗晶さんが言ってた「周りの人間が一番悪い」が妥当だと思いますし、もっと言えば、暴力はダメって言いながらクリス・ロックにスピーチをさせたアカデミー賞の運営側ってどんなおつむしてんの?って思っちゃいます。
だってそうじゃないですか。
彼が言ったことって、シャレにならないでしょ。
ウィル・スミスの奥さんは病気なんだし、それは女性の容姿に影響があるものだし、彼女自身悩んでたことだそうですよ。
それとも、ああいった大きなイベントならそういうのもOKってことなんでしょうか?私は逆にダメでしょう!って思うんですよ。
で、奥さんを侮辱されて怒った夫のウィル・スミス。
グーパンチじゃなかっただけ情け深いじゃないの!って思うんですよね。
まぁ、いいんですが。
今回の騒動って、私にとっては暴力ってなぁに?っていうことを再び考えるきっかけになりそうなんですよねぇ。
暴力って、叩いたり蹴ったりすることでしょうか?凶器を使って傷つけることでしょうか?まぁ、そりゃそうですが、それだけでしょうか?
最近話題になるSNS上の誹謗中傷はどうなんでしょう?
強い立場を背景に理不尽な扱いをするっていうのはどうなんでしょう?
沖縄の基地移設反対をしてる人が役所の人間を取り囲んで土下座を強要するのはどうなんでしょう?
これらは暴力とは言われませんよね、とりあえず。
私もクレーム処理(私は無関係のクレームですが)のためにお客さんのところに行ったら、火が付いたタバコを投げつけられましたけど、これは?
暴力っていうのが、wiki選手が言うように「他者の身体や財産などに対する物理的な破壊力」っていうことになるのなら、ウィル・スミスの行為は暴力をふるったことになりますね。
ただ、wiki選手は「ただし、心理的虐待やモラルハラスメントなどの精神的暴力も暴力と認知されるようになりつつある」とも続けています。
ん?これだとクリス・ロックの発言も暴力と認知されるかもしれませんよね。
となると、暴力の応酬っていうことになります。
・・・、どうなんでしょうね、コレ。
私は「先に手を出した方が悪い論」っていうのはそろそろその効果というか役割は終えるべきだと思ってます。
理由としては、手を出さなければ他は何をしてもいいんでしょ!っていうのが幅を利かせちゃうのと、そう思って我慢を重ねた人間が暴発してしまうと、とてもちょっと乱暴を働いたなどとは言えないくらい深刻な被害を出してしまうから。さらに、その手を出さなければ他は何をしてもいいっていうことで、やられっぱなしで我慢してる人はいつまでも我慢しなければならないからです。
救済されませんからね。
これって、北斗晶さんが言ってた「クリス・ロックの発言に対して、誰も文句を言わなかった」っていうことで説明できますよね。
要するに、他者の身体や財産などに対する物理的な破壊力を行使しなくても、人を苦しめる方法はたくさんなるにもかかわらず、その暴力とされるものだけをつまみ上げて批判し、断罪するのはちょっともう現実になじまないように思うんです。
あっ、なんか、日が変わっちゃいそうなので、続きは明日書きますね。
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