みなさん、こんにちは。
伊藤詩織さんと、彼女を中傷したとされる漫画家さんの裁判では漫画家さんに損害賠償の判決が出ましたね。また、この漫画家さんがイラストを投降したツイートをリツイートした人2名にも損害賠償を命じています。
まぁ、裁判の内容はともかく、SNSでの誹謗中傷が問題になっているのは事実ですが、その線引きってどうなってるんでしょうね。
この問題の難しいところは、受け手がどう感じるのかっていう所が基本的に定まっていませんから(そりゃそうですよね。個人差があって当たり前です)、同じ内容でもひどく傷つく人もいれば、それほど気にしないような人もいます。
それにもかかわらず、ここからはダメ!ここまではいいよ!ってするのはちょっと無理筋な気がするんですね。
私も政治家については結構遠慮なく批判しますし、茶化したりもしますからね。
これってどうなんでしょうね。
そして、もうひとつ思うことがあるんですよ。
マスコミとか、個人で言えばジャーナリストと称する、所謂メディアについてはどうなんでしょう。
彼らは、今問題になってるような下品で辛辣な誹謗中傷はしないかもしれませんが、切り取りや捏造は平気でやります。そしてそのことを咎められると表現の自由だとか言論の自由を振りかざして逆ギレしちゃうじゃないですか。
彼らの持つ発信力や影響力は個人で行うSNSとでは桁が違います。
そのことを考えた時に、今回の判決がメディアにもある程度自主規制を促すものになるのなら!とも思うんですが、たぶん無理ですよね。
だって、この伊藤詩織さんって方、ジャーナリストを名乗ってますよ。
この方も基本的にはメディアに属する人である以上、自分たちの身内は責めないっていうメディアの暗黙の了解の中で保護されているようなものですからね。
で、これを書きながらさらに思うんですが、そもそも、こうした誹謗中傷を行う人の中には自分にも表現の自由があるもんね!って思ってる人もいるんじゃないでしょうか?もちろん、これって良くないことだよね!とは思いながらではあるんでしょうけど。
良くないことと知りながら、欲求に抗うことができず、ついつい誹謗中傷をしてしまった心の疚しさを、表現の自由なんていうお題目で正当化するようでは二重に良くないことのように思うんですが、これって既成のメディアに倣ったものなんじゃないの?って思うんですよ。
そして、彼らは自分達のことは棚に上げて、こうした誹謗中傷を非難するでしょ。
だから、こうした誹謗中傷を呼ばれるものはなかなかなくなりませんよ。
より巧妙になっていくだけだと思います。
そして、メディアのはOKだけど、SNSなど個人的な発信は今後厳しく規制しちゃうよ~!っていう風潮も今後強まるんじゃないでしょうか。
たぶん、こういうのも悪しき既得権益の事例になると思うんですよ。
今回の裁判の詳しい内容はよくわからないので、適当なことを書いてますが、その判決は聊か前のめりというか、何らかの意図を感じちゃうんですよね。