みなさん、こんにちは。
抑止力とか抑止効果って言えば、核兵器ですよね。
でも、それだけじゃありませんよね。
核兵器以外の軍事力もそうですし、身近なところで言えば法による規制も抑止力があると言えますよね。
物を盗んだり、騙し取ったり、人を傷つけたり、殺めたりしたら、相応の罰を与えちゃうよ～！だからしちゃダメよ！っていう感じです。
させない！っていう目的を思えば、なかなか良いもののように思いますが、倫理的な角度で考えると、聊か品の無いことのようにも思えます。だって、罰を食らうから悪いことはしないっていうんでしょ。もし罰がなかったらやっちゃうってことでもありますよね。う～ん、なんだかなぁ・・・、って思うんですよ。
もちろん、悪いことはしない！してはならないことはしない！っていう人が多いと思うんですけど、中には欲求と罰を天秤にかけて、かろうじて思いとどまっている人もいるんじゃないでしょうか？
怪しい誘いについ引き込まれそうになった時、怒りに我を忘れて人を傷つけそうになった時、ハッと我に返って思いとどまったってことはあるかもしれません。
それに、損得勘定で考えた時に、一時の欲求を満たすために、その後の人生を棒に振ることが割に合わないものとして、や～めた！ってなる人もいるでしょう。
いくら「絆」とか「感謝」などという美辞麗句を散りばめてみても、それで啓蒙されない人もいますからね。
基本的に起きた事態に対応するよりも、起こさないことの方が良いと考えれば、抑止っていうのは大切なことですし、平和な世界や安全な暮らしには必要不可欠なものだと思います。
ただ、何となくその効果にも限界を感じることがありますよね。
というより、抑止力そのものに対する信用が揺らぐことがありませんか？
例えば中共や北朝鮮による人権抑圧や軍事的挑発。イスラム過激派による自爆テロ。
彼らは抑止力なんていうものはギリギリの線を超えない限り、何の効果もないことを知っているかのように振舞ってますよね。それどころか、経済による結びつきがあればそんなものは気にする必要がないと思っているようにさえ感じます。
北朝鮮にいたってはむしろ、それを逆手にとって存在感を国際的にアピールしているみたいです。まぁ、かの国の国民にしてみればひどく迷惑な話だとは思いますが、金王朝を維持するためにはそうするんでしょう。
また、身近なところでは国内でも、無差別大量殺傷事件などが起きてますよね。
抑止の観点で言えば、自暴自棄としか言いようがないんですが、先ほども言ったように自分のこと（将来とか苦痛とか）などどうでもいいと思い至った人間には効果がありませんよね。
そして、こんな重大事件ではなく、些細なことを拾い上げていくと、子供の虐待やDV、職場でのパワハラやセクハラ等々枚挙に暇がありません。
なんか、全然抑止できていないような気がします。
品がなくてもいいから、効果を発揮してほしいんですけどね。
・・・、あ、時間が無くなったので、続きは週末にでも書こうと思います。
では、お仕事に行ってきますね。
