さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

428 パラリンピック楽しめましたよ!

 みなさん、こんにちは。

 

 パラリンピック、終わりましたね。

 自分でも思ってもみなかったくらい楽しく観戦しちゃいました。

 ただ、TVなどで言ってるような、障害を持つ人が頑張ってる姿が美しい!っていう角度ではなく、もっぱらスポーツ観戦として、ですけど・・・、これっていけないの?

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 以前、JRの駅で車椅子を運べと騒いだ人についてお話した時に触れたような気がしますが、私は基本的に障害を持っている人を特別視していません。

 同じ人間ですから。

 今日はパラリンピックについて、思ってることをちょっとだけ書きますね。

 正直に申し上げると、以前までの私はパラリンピックって豊かな国で盛り上がってるだけって思ってました。貧しい国や争乱が続く国ではそれどころの騒ぎじゃないし、障害を抱えていれば、そうでない人よりもさらに生きていくことが難しいんだろうって。

 さらに、障害を抱えながら生きている人は確かに大変だと思いますが、メディア等で盛んに煽られてるような、ある種の神聖化と思えるような扱いにはアレルギーが出ちゃうんですよねぇ。

 もっと言えば、根っこの部分はBLMなどと同じじゃないの?とさえ思っちゃうんです。すなわち社会的弱者(と思われたり、思ったりしてる人)をそうでない人の上位に据えて、なんかいいことしてるって気分!に浸り、彼ら社会的弱者はすべて善人で、そうでない者たちがこれまで邪な扱いをしてきた以上、彼らの発言や行動は甘んじて受け入れなければならないような罪滅ぼし的意識の発動みたいなのが嫌なんです。

 以前書きましたが、私は小学校の時に体育の授業でケガをしてしまい、下半身に障害を負った同級生がいました。その時にいろいろ考えたことが今の考えのベースになってるような気がします。

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 それは、別に同じ人間なんだから、ことさらその障害にフォーカスするのではなく、他の人と同じように接していくべきだってこと。ただ、手を貸してほしいと求められたり、手を貸した方が良さそうだと思ったら、手を貸すべきだっていうこと。

 これだけです。

 無茶や我儘は聞く耳持ちません!

 だって、障害が無くったって困ってる人はいるでしょ。

 私はそう思ってきたので、とにかくパラリンピックのピーアールにみられる、気の毒でかわいそうな人、でも頑張ってる!っていう想定が胡散臭くって仕方がなかったんです。このいわゆる感動ポルノ(wiki選手でみてね)的手法は今も続いていますが、これってどうにかならないものでしょうか?逆にバカにしてるような気がして仕方がないんです。なんか、特別扱いしているようでいて、結局そういう扱いをしている側の満足を満たし、対象となる人を材料として使ってるような、見下してるような気がするんです。

 だから、嫌なんです、こういうの!

 まぁ、そんなことを考えていましたから、オリンピックが終わった後、パラリンピックにはあまり興味がなかったのが本音なんですが、ゴールボールって競技を見て、ちょっと気持ちが変わっちゃいました。

 あれ、良いですよねぇ。単純なルールながら、とんでもない難しさですからね。見ていて燃えますし、やってみたい!とも思っちゃいましたよ。それに選手は必死にやってますが、みんな寝っ転がってるのを見てると、なんだかホンワカしちゃいます。

 障碍者スポーツっていうのは、障害があってもできる競技ってことですよね。そのために新しく作られたものもあるでしょう。で、その競技を必死に練習して尋常ではないレベルに達した人達が集うのがパラリンピックですよね。だから、その尋常ではない、超人的なプレイを見ればいいだけでしょ。オリンピックと一緒ですね。

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 まぁ、今日は閉会式後の余韻に浸ってますので、あまり長くは書かないんですけど、障害のある・ないは、その人が善人なのか悪人なのかにおいて、あまり関係がないと思っています。・・・、悪いことしてるってイメージはないんですけどね。

 私が言いたいのは、障害を抱えていることだけで良くも悪くもその人に対する印象(偏見)作ってしまうのは良くないですよ!ってことですね。

 いろんな人がいますからね。

 そして、その人の生まれや国籍などと同様に、本人が望んだわけでもないのに障害を抱えてしまってるのを、差別的に攻撃するのは間違ってます。

 さっき良くも悪くもって書いたのはこの事なんですが、障碍者の姿を笑ってる人間の方がよっぽど笑われるべき存在ですからね。

 障碍者スポーツの最高峰であるパラリンピックが、障碍者にとって暮らしやすい社会を目指すというのなら、せっかく選手が頑張ってくれてるのに、感動ポルノで歪めてる連中が別の目的でゴソゴソしていますから、まずはこれを排除したほうがいいと思っていますよ。

 今日は柄にもなく真面目なお話でした。

 ・・・、なんかすみません。