さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

382 別の意味での感謝祭みたい。

 みなさん、こんにちは。

 

 いよいよオリンピックの競技が始まりました。

 開会式に先立ってソフトボールやサッカーが始まりますよね。

 で、今、ソフトボールの日本vsオーストラリアの試合を見ています。あ、私は昼からの仕事なので、午前中は見れるんですよね。

 無観客なのは残念ですが、選手には頑張ってほしいものです。

 ところで、最近のこうした大きなスポーツイベントの時って、選手からやたらと「感謝」って言葉が飛び出しますよね。とにかく感謝!支えてくれた人や応援してくれる人に感謝!

 感謝!感謝!のオンパレードです。

 別の意味での感謝祭みたい。

 あ、私はひねくれ者ですからこんなこと書いちゃうんです。

 別に感謝するのが悪いとは思っていませんよ。ただ、それが真っ先に出てくるっていうのが、どうしても腑に落ちないというか、違和感があるというか、本当にそう思ってるの?っていうか、そう言っとけば万事OK!って思ってない?っていうか…。

 そんな指導でもしてるんでしょうか?

f:id:sarukichitail:20210721102210p:plain

 さらに、メディアがインタビューするときに、そう言うように促すような質問をすることがありますよね。「ご家族とか、様々な人に支えられての成果ですね。その方々に一言お願いします」とかね。こう聞かれて、「ウォー!やったぞー!」とか「なんも言えねぇ」とか言わないでしょ。

 こういう質問が出始めると、なんでしょう、選手が気の毒になってしまい、チャンネルを変えたくなります。

 私が聞きたいのは先ほどの「なんも言えねぇ!」などの選手の率直な言葉であり、望むのはただ素直に喜んでる姿なんですけどね(悔しいとか悲しいとかも含めて)。

 だって、感謝されたくって応援してるわけではありませんからね。

 直接選手を支えてる人達も、そうなんじゃないかと思ってますよ。

 それに、感謝の気持ちっていうのはそこはかとなく湧き上がって来るものであって、人に促されてハッと気が付くものでもありませんよね。

 欧米の選手たち(テニスの場合ですが)は、優勝した時など公式のスピーチの中で、自分のチームだけでなく大会を運営してくれた関係者にも感謝の気持ちを述べます。また、自分が負かした対戦相手にも、ファイナリストになったことに対して祝福します。これは一種の社交辞令というか、まぁ、そういう立場の人はそういうことを言いましょうね!っていうのがあるからだと思います。そしてそれは多分に選手本人の人格のアピールにもなっているはずです。つまり、明らかに目的をもって言ってることなんですね。

 まぁ、それはそれでいいですし、何が言いたいのかっていうと、なんかすっからかんな「感謝」が蔓延してませんか?っていうことなんですよ。

そんなのいらないんです。

 選手は自分たちの目標に向かって努力してきたわけですから、それぞれの選手によってその歩みも違いますので、率直な気持ちが知りたいですからね。

f:id:sarukichitail:20210721102403p:plain

 繰り返し申し上げますが、「感謝」を述べることが間違ってるとは思っていませんよ。

 しかし、あっちでもこっちでも「感謝」「感謝」と聞くようになると、ちょっと食傷気味になっちゃうんですよね。

 とはいえ、始まる前からその兆候が見られていましたので、壮大な感謝祭になるのは間違いなさそうです。

 ひねくれ者にとってはいささかげんなりしちゃう期間なるのは違いありません。

 

 ちなみに現在4回の裏、日本は6-1でリードしてますね。

 やっぱりいい気分になりますねぇ。

 がんばれ!日本!