さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

297 マジックテープと選挙協力

 みなさん、こんにちは。

 

 私が仕事で履いているシューズは靴紐ではなく、マジックテープです。

 一応メーカー(?)はWimbledonのロゴが貼ってあるテニスシューズなんですが、すごく安いし、スーパーみたいなところで買うので、少し眉唾だと思っています。まぁ、メーカーなんかどうでもいいんですが、このマジックテープのシューズって便利ですよね~!仕事柄、履いたり脱いだりを繰り返しますので、本当はつっかけの方がいいんですが、お客さんの手前そうもいきません。靴紐のシューズは紐を緩めておくと、履きやすいんですが、歩くときにプカプカしちゃいます。そこへ行くとマジックテープは剥がして、履いて張り付けて終わり!実にシンプルかつ実用的な強さも担保された優れモノなのです。

 まぁ、難点があるとすれば、見た目でしょうか?子供っぽいとか、逆にじじむさいとか、ダサダサじゃん!って言われちゃいそうです。でも、それ以外、あまり欠点はないでしょ?あの剥がす音を聞いていると、破滅の音に聞こえるから嫌!とか、あの面に糸が貼りついているのを見ると、逃れられない蜘蛛の巣のような運命の糸に絡み取られた自分を見るようで嫌!とか言う人もいるのかもしれませんが、今回はそんな人のことは無視して話を進めますね。

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 このマジックテープっていうのは、正式には面ファスナーって呼ぶそうです。マジックテープっていのは商標で、他にはアメリカで呼ばれているベルクロって商標もあるそうです。1950年代にスイスで考え出され、それ以来70年近く世界中で使用されています。すごいですよね。この面ファスナー・・・マジックテープの方が馴染みがあるのでこっちでいきます。このマジックテープの一方の面はざらざらした規則的な突起があります。こっちがフック。で、もう一方のわちゃわちゃしたほうがループっていうそうです。まぁ、こんなことはどうでもいいことですが、それにしても脱着が簡単なのに、すれ違い方向の強さは抜群で、しかもすさまじい耐久性を持っています。

 スイス人っていうのは・・・頭いいんですね。なんでも、服や犬の毛に付いたゴボウの実を見て思いついたそうです。

 私は高校の頃、野球をしていましたが、その時に履いていたアップシューズっていって、ウォームアップなど、グランドでスパイクを履く時以外、ずっと履いていたシューズもマジックテープのものでした。このアップシューズっていうのは、要するに履き替えを前提にしているからそうだったのかもしてませんが、とにかくマジックテープによって履き替えによる時間のロスを抑えてくれました。うんうん、とってもいいものでしたね。周りのみんなも同じようにマジックテープのシューズだったので、見た目で妙な劣等感に苛まれることもありませんでしたし…。

 あ、そういえば、このマジックテープには一つ弱点がありました。先ほど糸が張り付いたようなことを書きましたが、その人の運命は別にして、異物が貼りつくと、その部分はくっつかなくなっちゃいます。私の場合は主に土をかんだ時でしたが、まぁ、それほど問題ではありませんでしたね。

 そのシューズの靴底がすり減ったり、穴が開いて履けなくなることはあっても、マジックテープの調子が悪くて買い替えるなんてことはありませんでしたからね。

 さて、そんな素晴らしいマジックテープがある一方で、くっつく離れるを、実に無様にやっているところがありますね。そう、日本の政党、特に野党です!(う~ん、我ながら見事なつなぎ方!えっ、そうでもない?いいもん!自分で鮮やか!って思ってるからいいもん!)

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 今日、ニュースを聞いていたら、なんでも立憲民主党の枝野代表が国民民主党共産党に選挙での共闘を呼び掛けているようです。1選挙区あたり与党候補1人に対して、野党候補を1人に絞って戦いたいそうです。で、国民民主党からは、適当にいなされて、日本共産党からは対等でよろしく!なんて言われています。

 維新は無視されてるようですが、そもそも共産党と組むわけありませんからね。それに、維新は相変わらず問題を起こす人が絶えません。最近はついに公設秘書から殺人未遂犯があらわれる始末です。どこもこんなとこと組みたくないでしょう。

 与党も与党ですが、この共産党と政策協定というか選挙協力というか、この発想自体国民をバカにしてるって言われても仕方がないくらいご都合主義だと思いませんか?

 考えてみてください。骨の髄まで共産党って人がいて、その人の選挙区は自民党と国民民主党の候補者しかいなかったら…。これは当然逆のことも言えますよね。

 野党がよく言っていたマイノリティの声をどうやって国会に届けるんでしょうか?多様化する価値観をどうやって政治に生かしていくんでしょうか?言ってることとやってることが正反対なのに、自信満々なところが気持ち悪いを通り越して、異星人を見てるような感覚になっちゃいます。

 これは最近の傾向をよく表していて、口では自由だ多様性だと言いながら、極めて狭く少ない選択肢しか用意しない政治家の無能ぶりですね。

 どうして、選挙制度小選挙区制から中選挙区制に変えるよう働き掛けないのか不思議でなりません。別にこの国では2大政党制なんか誰も望んでないでしょう。それを無理やりやろうとするから、こんな不細工で何の役にも立たないようなことしかできないんです!そして、これを言ったら自民党公明党の連立も同様です。それぞれが独自候補を立てて選挙を行い、その上での連立ならば少しは納得がいきますが、最初から選挙区を調整していますからね。それなら合併すればいいじゃないですか。

 自由公明党とか、野党も立憲共産党とか…。

 選挙の時だけ一致団結!そして、ほどほど自分たちが望んだ議席を確保でしたら、あらかじめ決められていたように、何かの問題でバラバラに、その後は任期いっぱい波風立てずに、ちょっとだけ与党に文句を言って活躍をアピールしながらやり過ごしていきましょうっていう魂胆が見え見えなんです!

 とにかく、選挙では各党が自分たちの公約を掲げてそれぞれ候補者を立て、選挙後に連立すること!これが当たり前なんです。

 選挙で当選するために、自分たちの政治信条からすれば、到底受け入れられないことに目をつぶってる時点で、自分の政党を否定することになるって気が付かないんでしょうか?

 マジックテープなどではなく、まるで付箋のようにしばらくの間(選挙期間)だけくっついたふりをして、その後はあっさりと、何もなかったようにお別れしちゃうっていうのはダメですよ!

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 そういえば、たまに2F幹事長の後ろ髪が乱れている時がありますよね。

 あれって、何かから引きはがした痕でしょうか?

 もう、各政党の言ってることなんかより、そっちの方が面白そうに思えてくるから、困ったものです。