みなさん、こんにちは。
いやぁ、昨日(今朝まで)の仕事は大変でした。
当初、作業は午前2時ごろに終了し、片付けをして帰宅する予定が、作業自体5時半までかかっちゃって、さすがにお腹もすきますし、くらくらしちゃいました。
そうなる度に、夜間のお仕事に従事されてる方々への敬意は深まるばかりですが、同時にこれは本当に大変だ~!って思うんですよ。
まぁ、引き受けた以上、頑張らねばなりません。幸い予定では今日まで(1日のびて)なので、歯を食いしばって頑張っちゃいます!
さて、今日は伊是名夏子さんの炎上した騒動について、ちょっと思うところを書いてみますね。ちなみに、このお話を当初私は知らなくて、いつもいろんなことを教えてくれる方(ツイッターで話し相手をして下さいます)から教えてもらいました。
なんでも、電車で移動するにあたり、無人駅で降りようとしたんだけど、この方は電動車椅子を使っていて、それが100㎏くらいあるそうなんですが、それで駅の階段を通れないので結局、駅員さん4人を動員して運んでもらったんだとか。
この方の騒動を箇条書きにまとめておられる「はらぺこ」さんのブログから引用させていただきますね。
・実際には乗車できているのにタイトルが乗車拒否を前面にだしたタイトル
・事前に連絡を入れずに法を盾に自分の都合ばかり通そうとしている
・交渉中に新聞社へ取材依頼&撮影
・感謝の気持ちがブログに綴られていない
・車いすの重さは100㎏以上!
・・・上の3つはム~!となっちゃいますね。
特に3つ目!これは交渉相手に圧力をかけることになりますし、そもそも自分が電車を利用したいっていう目的だけではなかったような印象を持ってしまいます。
まぁ、あまり個人の行為をどうのこうのというつもりはないんですが、障碍者に対して、どうするのが妥当なのかっていうと、私は他の人と変わらないようにするべきではないかと思っています。
小学校の時に、同じクラスだった女の子(Aさん)が下半身麻痺になっちゃったんですね。確か3年生か4年生の時だったと思います。
午前中の体育の時間に、跳び箱に何人乗れるかっていうのをやっていて、何かの拍子にその子が跳び箱から落ちて尻もちをついちゃったんです。たしか周りにはマットが敷いてあったと思いますが、お昼に動けなくなって救急車で病院に行っちゃいました。
クラスのみんなは、まぁ、尻もちをついたから腰が痛くなったんだろうと楽観的に考えていましたが、次の日かな?先生が、「Aさんは入院している。場合によっては下半身が動かなくなり、車椅子を使うかもしれないので、教室を1Fに移します」って言ったもんですから、ちょっとした騒ぎになりましたね。
担任の先生が憔悴しきったような顔をしていたのを今も覚えています。
で、退院したAさんが車椅子でやってきた時には、どう対応してよいやらみんなわからなくって、腫れ物に触るような扱いをしたもんですから、Aさんは終日泣いてましたね。幸い、女子軍団がサポートし始めたので、登校拒否みたいなことにはなりませんでしたが、今度はAさんが傲慢になり始めちゃって、サポートする女子軍団も持て余し気味になってきて、すると今度はまたAさん泣いちゃって、で、仕方なくサポート女子軍団はAさんのいうことを何でもOKするようになっちゃいました。
そんなある時、クラス内でグループ対抗の発表会みたいなのがあって、私もAさんと同じグループだったので、Aさん家で打ち合わせとなりました。Aさんの家は我が町ではお金持ちで有名で、4階建ての店舗兼自宅はすっかり車椅子に対応したリフォームがされていました。そこの2Fで話し合いだったんですが、Aさんがあれは嫌、これも嫌と我儘を言うもんですから一向にまとまらなくって、私も含めて男子はイライラしてたんですね。で、つい「もう、Aの言うこと聞いてたら話が進まないから、これでいいだろう!」みたいなことを言っちゃったんです。私…。そしたら女子軍団からひどく責められまして、Aさんはこんなふうなのにひどい!とかなんとか…。
それで、私も後に引けなくなっちゃったので「そうやって特別扱いする方が、かえってバカにしてるんじゃないの?」って言っちゃって…。同じようにイライラしていたはずの男共はなぜか無言で、ある意味裏切られた!って思いましたが、私も頭に血が上っていましたので、「みんな分担してやるんだから、やれることをやればいいだろう。それが嫌なら、もう知らん!」っていって帰っちゃいました。まぁ、子供の頃なので勘弁してください。
翌日はサポート女子軍団だけでなく、裏切りの男共からも無視の刑に処されましたが、私も意地っ張りなので、望むところよ!って感じで…。そしたら、周りに人がいない時に、Aが謝ってきました。まぁ、そういうことなら、まぁ、お前の手伝いをしてやっても良い!などとやけにカッコつけの上から目線で答えたのを覚えています。
その後は少しずつわだかまりも解けてきたようで、私は誰彼構わずからかう時にAさんに対しても同様に「お前太ったんじゃねぇの?」とか「字、汚ねぇなぁ」とか言っては女子軍団からの暴力的報復を受けていたような気がします。
まぁ、これはお約束ですからね。
そのころからですかねぇ、私は障碍を持っている方に対しても、極力他の人と同じように接するべきと考えるようになりました。もちろん、困っていたりしていたら手を貸すべきだと思っています。しかし、本人が求めてもいないのに、過剰にチヤホヤするのはおかしいと思っています。
別に障碍を軽視しているわけではなくって、そのことを理由に過剰な特別扱いをすることは、どうしてもその人をバカにしているような気がしてならないんですね。
お年寄りや子供や妊婦さんや病人ケガ人も同様に、何かをするにあたってちょっとうまくできなかったり、したくてもできないことがあって我慢しなければならない人はたくさんいます。この方々と障碍者をひとくくりにしてしまうのは乱暴なのかもしれませんが、どのような状況であれ、人の尊厳という意味では同じように扱うのが良いと私は考えています。
目が不自由な方が杖を頼りに歩いていたら道を譲ってあげるとか、車椅子を使っている方が段差の前で困っていたら、ちょっとだけ持ち上げてあげるとか、そのくらいの協力はあって当然だと思っていますよ。ただ、願わくば、困っているのなら手をあげて協力を求める姿勢もあってよいのではないかと思っています。それは決して厚かましいことでも図々しいことでもありませんからね。そして、それを受けて、ごく自然に近くの人が協力できる社会って、いいと思いません?もちろん、当たり前のように、極々自然にそうできるのがいいですねぇ。
しかし、最初にお話した伊是名さんのような無理を承知でそれを押し通すような振る舞いはよくありませんよね。この人がどのような社会を求めて発信しているのかわかりませんが、結局障害を持つ人と持たない人の隙間を広げるようなことにしかならないような気がします。
TVでも盛んに障害を乗り越えて頑張ってる!みたいな、お涙頂戴番組をやっていますが、私はあまり好きではありません。障害を持ってる人が大変な苦労をされていることは承知していますが、それでもその方を特別な存在にせず、大勢の人のちょっとした協力や行政のインフラ整備などによって、できるだけ誰でも同じように扱い、接していくことができる社会の方が良いと思っています。
また子供の頃の話ですが、Aさんの机の近くにいた時、彼女が消しゴムを落としたので、「気を付けやがれ!」と言いながら拾って机に置いたら「うるせぇ!」とパンチを返してくれました。
私はそういう社会であるほうが健全だと思っていますよ。
過剰に感謝、感謝というのも、鬱陶しいですからね。
自然に、当たり前のようにっていうのが何にしても、かっこいいでしょ。