さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

267 私の妄想(あああ~!こんな状況なのに、おじじではダメですよ~!)

 みなさん、こんにちは。

 

 このところ、中共人民解放軍が活発になってきましたね。

 先日は戦闘機や爆撃機など20機が台湾の防空識別圏に侵入しました。

 そして今度は、イランと経済・軍事で協力を約束した25年の包括協定を結びました。

 彼らにしてみれば、アラスカでの米中外相会談で何か考えたのかもしれませんね。しかし、欧米諸国にしてみれば、やはり香港の取り扱いがトリガーになったのは間違いないでしょう。愛国者という名の共産党シンパによる統治は、一国二制度の約束を反故にするようなものですし、中国を民主化して安全な市場にしたかった欧米諸国やグローバリストたちには到底受け入れられないものです。

 もっとも、彼らは盛んにウイグルの人権弾圧を理由にしていますが、それが始まったのは昨日今日のことではありませんからね。これについては、トランプ大統領だけが在任中にはっきり非難していたように思います。あとの国は、やはり香港がマズいことになると、これまで自分たちが中国で育ててきた金儲けのシステムが水の泡になっちゃいますから、慌てて非難を始めたような印象を受けます。

 日本でも安倍総理は日中首脳会談でウイグル問題に触れたようですが、長話で反撃されちゃいましたね。菅政権になってからは、2Fさんの独壇場ですから、全く対応が変わっちゃいました。

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 現在の中共政府はコロナ蔓延、不動産バブル、米中対立などの不安要素を抱えています。国内問題に関しては、相手がコロナですからなかなか有効な手なんて打てないんでしょう。まぁ、文字通り自分が蒔いた種ですが…。ですから、やはり国民の目を外に向けるような動きをしますよね。アラスカの後、ロシアとも外相会談を行っていますし、その後中東にも外相を派遣しています。トルコではウイグル問題を突っ込まれたようですが、これは当然で、ウイグルって東トルキスタンって言うようにトルコ民族であり、イスラム教徒ですからね。そりゃあ、国は違っても同じ民族、同じ宗教なわけですから、プンスカ怒っちゃうに決まってます。

 しかし、この中東での外交で、イランとの包括協定を結ぶところまでこぎつけました。中共は基本的に宗教を認めませんから、ウイグルだけでなく、これまでもイスラム教徒に不寛容政策を貫いています。それを押しのけてでもこうした協定を結ぶこと、それも公式に発表することは、やはり意外なことだと言っていいと思います。これはイランにしても言えることで、お互いに宗教面での問題を棚上げしてのお付き合いなんでしょうね。何が意外なのかと言いますと、別に秘密協定でいいじゃないですか。あの人たちはそういうのが好きでしょ。それをわざわざ公式に発表するのは、アメリカを仮想敵に見立てていますよ~!って言ってるようなものですからね。

 なにやら、第二次大戦時の枢軸国に似てきましたね。

 中共は、北朝鮮にも先日アプローチを再開し、「良い暮らしをさせてやる」的なことを言ってましたね。バイデンおじじ政権になり、アメリカとは再び距離が広がった北朝鮮にしてみれば、経済制裁とコロナでフラフラでしょうから、渡りに船だったのかもしれません。おそらく、そのちょっと前から水面下で話が出ていたんでしょう。最近やたらとミサイルを飛ばして、世界中から顰蹙を買うようなマネをしているのは、どう考えても中共と連携しているとみるべきです。

 ミャンマー国軍に対しても中共は、まず間違いなく援助しているんでしょう。

 でなければ、国際世論を敵に回してまでクーデターに訴えることなんてできませんからね。あちらの軍人さんもそこまでおバカではないでしょう。しかし、面白いのは、ミャンマーの国軍って中共のこと嫌いなんですよね。むしろ、実権を奪われたスー・チーさんの方が接近してたんじゃないでしょうか?ロヒンギャ問題について前向きな行動をしないスー・チーさんに対して、欧米は援助を渋りましたからね。まぁ、一方で自国民を迫害しているような指導者をもろ手を挙げて支援するなんて芸当は民主主義を高らかに謳う国ではできません。それができるのは中共くらいなものです。

 で、中共とイランが接近することで、お互いに足りないものを補うだけでなく、中共海軍のペルシャ湾での展開が容易になります。これ、ちょっとマズいですね。

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 ちょうどいいタイミングでスエズ運河座礁事故が発生しています。

 おそらく、イランに敵対しているサウジアラビアイスラエルなどはピリピリしてるんじゃないでしょうか。何と言っても、先ほどのスエズ座礁事故は、極めて効率的な運河の通航を妨げる方法ですし、実際に目の当たりにしています。大型の運搬船あたりを同じように座礁させれば、有事の際、欧米の海軍がペルシャ湾に行くには喜望峰周りになりますからね。大変な時間のロスになっちゃいます。

 このように、北朝鮮の影響なのか知りませんが、徐々に瀬戸際外交に移行しつつある中共に対して、自由主義陣営の盟主であるアメリカの大統領が・・・、ダメだ…。

 全米8000万人のおじじファンには申し訳ありませんが、先日の記者会見を見る限り、絶望以外に何もありません。台本用意してもらってるのに、たどたどしい物言いしかできない大統領ってどうなんでしょう。改めて思うんですが、記者会見で手元の資料を読む大統領って今までいませんでした。まぁ、階段での3回連続のコケっぷりについては、実は合成だとかなんとかいろいろ言われていますね。もう、どうでもいいです。

 では、副大統領に権限を委譲するのかって・・・、ダメだ…。

 っていうか、思うんですけど、どうしておじじが何かコメントを出している時に、いつも後ろにいるんでしょうね?暇なんでしょうか?副大統領は大統領の介護役ではないでしょう。お仕事忙しいと思うんですが、いつも一緒にいますね。仲があまり良くないとも聞いていますが、どうなってるんでしょう。

 アメリカはアメリカで、各省庁が大統領など無視して勝手にやってる印象です。あるいは、他の誰かからの指示で動いているような印象なんですよね。これでは、とても中共人民解放軍が暴発した時に対応できません。そりゃ、アメリカ本土は問題ないかもしれませんが、日本や韓国、いや、真っ先に台湾が危ないでしょう。

 そして、今日のイランとの包括協定のニュースを聞いて、ミャンマーに対して介入する可能性が高くなってきたような気がします。ミャンマーはインド洋に面していますから、インドを東西から挟むことができますよ。

 あああ~!こんな状況なのに、おじじではダメですよ~!

 トランプさんカムバック!ですよ‼

 ちなみに、EUはあてになりません。

 よく難民問題で危険なナショナリズムが漂い始めたなんて報道され、そうした考えが間違ってるような印象を受けますが、それもそのはず、EUなんて言う運動は左派とグローバリストたちが推進してきたことですからね。ヨーロッパを一つに!なんて聞こえのいいことを言ってますが、未だに国家間の貧富の差は埋まりません。そして中核をなすドイツやフランスは左派寄りの政権ですよ。したがって、中共についてはほどほどに大人しくしてくれれば、それでいいと思ってるんじゃないでしょうか。間違っても全面戦争なんて望んでいませんよ。

 そしてロシア。プーチンちゃんは相変わらずなのを考えているのかさっぱりわかりません。しかし、あの人はロシア第一主義ですからね。これははっきりしています。ですから、何をどうすればロシアの利益になるのか、どちらにつく方がいいのか、あるいは孤立主義でいたほうがいいのか、これらをその時の状況で判断するんでしょう。やりにくいったらこの上なくやりにくいんですが、逆に言えば、ロシアにもそれなりに利益があるように持っていけば、協力してくれるかもしれません。このあたりの駆け引きも、トランプさんがうまかったんですよね。

 未だにトランプさんの復帰を信じて疑わない私としては、そのタイミングが問題になってきたように思っています。中共が暴発した後では収拾がつきませんし、早すぎても結局中共を徹底的に叩くことができません。どうも、そのあたりについて、頃合いを見ているような気もしてるんですよね。

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 で、最後に日本ですが・・・、ダメだ…。

 次の選挙で自民党議席を減らし、危機感を持ってくれればいいんですが…。その上で地ならしが必要です。ん?何のための地ならしかって?

 もちろん安倍ちゃ…安倍さんの再々登板のための地ならしですよ!