さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

255 あ、やっぱりこんな人いるんだ?!ってね。

 みなさん、こんにちは。

 

 いやぁ、面倒なことが多いですねぇ。

 今日は大工さんをなだめるのが大変でした。カンカンに怒ってましたから。

 何があったのかと言いますと、現場(お客さん宅)の向かいの家のおじさんのダブスタに切れちゃったみたいです。

 今朝現場に行ったときに、大工さんだけでなく、水道屋さんも来ていたので、私は現場の前の道路に軽トラを停めて、大工さんと水道屋さんに説明やらしていたんですが、外から「車をどけろ!」と大声で言われたので、びっくりして出てみたら、お向かいのおじさんがえらい剣幕で「誰がここに停めていいと言った?!邪魔だ!少しはこっちの迷惑も考えろ!」と取りつく島もなかったので、「あ、申し訳ありませんでした。すぐに移動します」と言って、ちょっと離れたところにある畑の前に移動しました。この畑の持主にも叱られちゃうかも…、とは思いましたが、もう少し現場に用がありましたし、駐禁の標識はなかったので、車を停めて急いで現場に戻りました。

 ちょっと前のネットの記事で、ご近所トラブルの記事があり、引っ越しの挨拶でタオルを届けたところ、菓子折りでなかったのを根に持って、当分の間嫌がらせをされた方の話を思い出しました。

 あいさつ回りで配ったタオルが良くなかったのかな?そんなことを考えながら現場に戻ってみると、向かいのおじさんは既に帰ったようで、私はホッとしながら現場の建物に入って行きました。

 ここは中古の建物をリフォームして、新しい方(お客さん)が引っ越してくる物件なので、今は誰も住んでいません。まぁ、それはそれでよかったのですが、現場では大工さんがプリプリ怒ってました。どうやら向かいのおじさんは、私が車を移動している間も大工さんに悪態をついていたようです。

 「まぁまぁ、こっちが悪いし、よくあることじゃないですか」と、とりあえず大工さんをなだめて、残りの説明やら確認やら済ませた後で、大工さんには「とにかく、向かいのおじさんからなんか言われたら、言い返さずにすぐに私を呼んでね」と念を押して帰りました。

f:id:sarukichitail:20210316172731p:plain

 車に戻ってみると、畑で別のおじさんが作業してたので、挨拶と車を停めていたことを詫びると「別にええよ。邪魔にもならんし」とのことで、一安心。申し訳なかったので、ビニールやらなんやらと、そのあたりに落ちてたゴミを拾って持って帰ることにしました。帰り際に、畑のおじさんが、「掃除してくれるんなら、なんぼでも停めてええよ!」ですって。「それはどうかご勘弁を~!」などとへらへらしながら帰ったんですが、どうして向かいのおじさんがあんなに怒ってたのかよくわかりません。

 先ほども触れたように着工前にあいさつしましたし、その時は別に何も言われませんでした。私が止めていた時間は5分程度だったと思います。まぁ、邪魔と言えば邪魔なんでしょうし、わからないでもないんですが、あんなに怒るのは、他に何かやらかしたからかなぁ?なんて帰りの道中考えていました。

 午後になり3時の休憩の頃もう一度現場に行ってみたところ、水道屋さんは作業を終えて帰ったようで敷地内の駐車スペースが空いていました。そこに停めようと思ったら、向かいのおじさん宅の前に普通車が停まっていました。まぁ、停められないこともないし、別に気にせず私は軽トラを停めて大工さんに買っておいたコーヒーを差し出すと、ひったくるようにそれを取り、「なんだありゃ!朝はこっちに文句言っといて、じぶんはええんかいな!」とやるもんですから、またもやまぁまぁとなだめるハメになっちゃいました。

 聞いたところ、午前中は宅急便は来るは生協のトラックは停めるはで、イライラしていたところ、昼頃から件の普通車がやってきて、今(午後3時)に至るそうです。さらに、大工さんの「オレは間違っちゃいねぇ」を強固なものにしたのが、現場のお隣のおじじが昼休憩の時にやってきて、向かいのおじさんについてあることないこと(?)悪口を言って帰ったそうです。ちょうど怒っていた大工さんにとっては、渡りに船で、ホントかウソかなんてどうでもいいことだったんでしょう。

 で、大工さんが隣のおじじに聞いたところでは、向かいのおじさんは何かの拍子に急に怒り出すそうで、町内会でも持て余しているとのことでした。今日のように誰彼構わず怒鳴るし、怒り過ぎて制御不能になると奥さんが警察を呼んだりするとも言ってましたね。ホントかよ?って思いながら聞いてましたが、隣のおじじも何度かひどい目に遭ったとかで、向かいのおじさんのことをクソミソに言って帰ったそうです。

 まぁ、各現場で仕事をしている以上、こういうことはよくあるので、話半分に聞いていましたが、建物から軽トラに移動して大工さんと打ち合わせをしていたら、向かいのおじさん夫婦と一緒に件の普通車でやってきてた人が出てきました。何もなかったようにその普通車は発信しましたが、その後向かいのおじさんはちょっとだけこっちに目線を移した後、スッと家に入って行きました。まぁ、別にいいんですけどね。

 ところが、こっちの大工さんがそれにまた切れちゃって、「お前、監督なら一言言ってこい!」って騒ぐもんだから、慌てて建物の中に連れて行き、しばらくなだめるのに時間がかかっちゃいました。

 もちろん私だって、ちょっとはムカッとしてましたし、言い分はありますから、一言二言言ってもいいんでしょうけど、やっぱりここに引っ越してくるお客さんの立場を考えちゃいますので、そのあたりをコンコンと大工さんに話して納得してもらいました(と思いますが…)。

 このところ、このブログやツイッターでこの手のお話をしていますが、実際に目の当たりにするとびっくりしますね。えっ、いや、何にびっくりしたのかって言うと、向かいのおじさんのダブスタ上等っぷりにです。

 あ、やっぱりこんな人いるんだ?!ってね。

 建築や土木の仕事は、どうしても音がしますし、埃が出ます。車も頻繁に出入りしますから周辺の住民の方にはストレスをかけることが多いので、お叱りを受けることはよくあります。しかし、それは我慢を重ねて、もう、どうしても我慢ならん!という段階で発生することがほとんどです。もちろんダブスタなんてありえません。要するにお前はダメだけどオレはいいの!なんて言う人はあまりいなかったんですね。なもんですから、こっちは平謝りに終始してきました。

 しかし最近はおかしな苦情が多いんですね。

f:id:sarukichitail:20210316172818p:plain

 例えば、大工さんの軽トラの荷台にカバーがかかっていないと、子供が道具を触ってけがをするからカバーしとけ!とか、2軒離れた家から、今日は来客があるので、作業をしないでもらいたいとか、息子夫婦の言ってることが気に入らないので、工事を中断しろ!とか…、何なんでしょうね。

 大工さんの軽トラは基本的に現場に駐車しますので、子供が勝手に侵入してるわけですし、ご近所の来客について、できるだけ音がしないようにしてほしい、ならわかりますが、作業するな!っていうのはおかしいでしょ。息子夫婦がどうのこうのって、ちゃんと家族会議しなさい!って言いたくなります。

 そして今日のダブスタです。

 なにやら、言ったもん勝ちなのか、相手がどう思うのか想像できないのか、常識ってなぁに?っていう状況なのか、よくわかりませんが、なんか気持ち悪いし、生きづらい世の中になりそうですね。

 多様化など結構なことなんでしょうが、行き過ぎた個人主義みたいなものは、そういう方々が大好きな「絆」をズタズタにしちゃうような気がするんですよね。

 ちなみに、大工さんが向かいのおじさんのセリフで、一番腹が立ったのは「お前らみたいなのがいるから、事故が無くならんのだろうが!」だったそうです。とくにこの「お前らみたいなの」に引っ掛かったようです。そういえば、こういう方々は相手を攻撃するときに言葉を選びませんよね。自分が攻撃される時はヘイトだなんだかんだと騒ぐのにね…。