さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

235 あの国がイケイケになると、ろくなことがありません。

 みなさん、こんにちは。

 

 中国がお盛んなようですね。

 尖閣にやって来る船は武装化し、その使用も許可しているようです。

 ウイグルにおけるジェノサイドについては「ウソ」だってウソツキが言ってるから始末に負えません。

 香港では民主化運動家等を拘束し、「愛国者」とかいう共産党の手下による統治が望ましいと言っています。

 さらに、アメリカに対して外相が4つの要求なるものを突き付けたようです。まぁ、関税などの制裁を止めて、ファーウェイ使ってよ!って言ってるみたいです。

 最後のは一体何のつもりなのかよくわかりませんが、香港、尖閣ウイグルについてはどれも喫緊の問題です。

 それにしても、どうして今、こんなにイケイケになっちゃったんでしょうね?

 あの国がイケイケになると、ろくなことがありません。

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 尖閣のことは日本も当事者ながら、メディアは腰の引けた報道しかしませんから、その重大性というか、切迫した危機感を日本人はイマイチ持っていないような気がします。この問題は尖閣諸島っていう領土やその海底に埋蔵されているとされる地下資源を奪われることが一次的な問題ですが、二次的にはこうした既成事実を日本が受け入れたとの誤った認識をあの悪党ども(あ、中共のこと)に与えてしまうことになります。

 なにやら、今頃になってアメリカもちょっとだけ「尖閣に近づいちゃダメだよ!」って言ってるみたいですが、聞くわけありませんし、アメリカもアリバイ作りで言ってるだけでしょう。

 二次的な効果を悪党ども(あ、くどいようですが中共のこと)が手にすれば、沖縄や北海道だけでなく、日本各地に潜り込んでいる中国国防動員法に従う人々によって、瞬く間に日本は苦しい状況になります。

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 ウイグルについてはイギリスのBBCがいろいろと報じたようで、どうもそれが嫌だったみたいですね。BBCもっとやっちゃえ~!って思いますよ。

 そもそもウイグルは征服されたり独立したりを繰り返してきた歴史をもっています。内陸部に位置し、交通の要衝でもありますから、こうした地域は常に支配者が変わっちゃいますよね。で、中国共産党が征服する前は東トルキスタン共和国っていう独立国でした。まぁ、ソ連の支援を思いっきり受けてはいましたが…。中共による征服後は新疆ウイグル自治区となり、漢民族(なにそれ?)を入植し、中国語を強要し、従わないものは共産党お馴染みの強制収容所中共職業訓練所って言ってるようです)送りとなります。他にもいろいろ言われていて、臓器の摘出や人身売買、強制避妊手術など、やりたい放題です。ですから、当然それに反発する勢力は生まれますよね。そうなると、弾圧はさらにエスカレートしちゃいます。

 よくこのご時世でこんなことやるよな!って思いますが、はっきり言って世界中の左派はこの件を黙認していますからね。また、グローバリスト達も商売の方が優先と考えているようであまりこの点に触れたがりません。ということはメディアも同様ですね。下手に報道したりしたら、叱られちゃいますし、お金をもらえなくなっちゃいます。

 ウイグルだけでなくチベットもそうですし、最近では内モンゴル自治区でも中共による同化政策が進められているようです。

 このところずっとそうですが、左派の連中はある程度証拠を示されても、開き直っていればどうにかなると思っている節があります。

 普通に考えたら、今ウイグルで行われていることがどれほどひどいことなのかわかりそうなものですが、改めて誤ったメディアの力の使い方に愕然としちゃいます。

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 香港は一国二制度2047年まで維持する(社会主義政策を行わない)約束をして、1997年にイギリスから中国に返還されましたが、まぁ、あの悪党ども(…中共。)が約束を守るわけがありませんからね。こうなることは予想はしていたんでしょう。

 遡及法によって、民主化運動家の方々が拘束され一部収監されるなど、非常にマズい状況になっています。所謂国安法の香港での適用ですね。

 まぁ、中共に常識などありませんから、平気のへっちゃらなんでしょうけどね。

 以前ユーチューブで、聞いた話ですが、香港ってアメリカから優遇措置を受けてるそうですね。貿易や金融面で。

 現在、アメリカから制裁を受けているはずの中国がぴんぴんしてるのは、一旦香港に輸入して、それを中国に持ち込めば高い関税が適用されないような話を聞きました。ホントかウソかはわかりませんが。そして、香港は人民元と米ドルの交換っていうか、あ、為替でしたっけ?そんなこともやってます。おまけに株を扱う量も大変多いです。

 要するに、香港って中国にとって欧米との経済的な窓口なんですよね。

 で、その香港で中共が前の約束を無視して一国一制の方向に進むと、アメリカは香港に与えていた優遇措置を撤廃するんじゃないかと言ってました。そうなると、中国はもちろん、中国に出資したり進出していた企業は壊滅的な被害が出ます。

 その被害が予想できないので、まず、そんなことはしないだろうというのが大方の見方でしょうが、カードはあるわけです。

 この状況、何かに似ていませんか?

 そう、アメリカと開戦に踏み切った大日本帝国の状況とそっくりなんです。

 表向き、アメリカから原油を輸入できなくなった大日本帝国は、南方の資源を確保するために開戦に踏み切ったといわれています。

 これに対して香港が優遇措置を撤廃された場合、まず貿易がうまくいかなくなりますし、人民元が暴落すると思います。だって、信用できませんからね。高い関税とドル決済でないと貿易できないってことになると、途端に十数億の人口を養えなくなっちゃいます。今や中国も食糧輸入国ですからね。

 もう一つの悪党であるグローバリスト達が中共を見放したときが一番危ないと思っています。なにしろ、戦争になれば今度こそ巨大な中国市場を好きにできるチャンスが生まれるわけですからね。

 今のところ、こうした連中の思惑で世界が動いているのはとても悔しいことです。

 必死に民主化を呼び掛けていた人々の思いも、利用されちゃうかもしれませんからね。だから、トランプさんのような人が必要なんですけど、なかなか分かってもらえません。

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 中共みたいなのが、極めて強硬な態度に出るときっていうのは、本当にイケイケ状態の時か、反対にヤバヤバ状態の時なんだと思います。これは、今までもそうでしたからね。で、今、コロナやら食糧危機やらなんやらかんやらで、国内がイケイケ状態であるはずがありません。彼らの発表など信用する方がどうかしていますからね。

 となると、・・・ヤバいかもしれませんね。

 一応共産党って言うくらいですから、共産主義をやってるつもりなんでしょうけど、はっきり言って今の中国は全体主義国家です。ソ連もそうでしたが、絶対に共産主義ではないですよ。貧富の差がある共産主義って聞いたことがありません。

 ちなみに、ナチスドイツは第一次世界大戦での敗戦後の復興期に国民の支持を取り付けて成立しましたし、日本においては日中戦争の長期化によって国家総動員法を採用しました。いずれもある条件があってそのような政体になったと思われます。つまり敵の存在が必要なんですね、きっと。・・・まぁ、適当なことを言ってますが。

 で、中国は?ソ連もそうでしたが、彼らにとっての敵は外国だけでなく、国内の、つまり国民も敵なんだと思います。だから、迷わず銃を向けます。

 中国共産党の崩壊は望むところですが、できればソ連崩壊のときより穏やかに事が運んでくれるといいと思っています。

 間違っても戦争なんか望んではいません。