さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

210 毎度のことで恐縮ですが、メディアの悪口言っちゃいます。

 みなさん、こんにちは。

 

 コロナ禍にあって、各国がロックダウンや様々な外出規制をしており、それに対してアメリカやヨーロッパの方では抗議デモが起きているようです。

 面白いのは、オランダのデモは報じておきながら、ドイツのデモは報じません。

 どうしてでしょう?

 どちらも政府のコロナ対策は過剰で、「う~ん、もう、我慢できない!」って言いたくなったからデモをしたんだと思います。その点は同じですが、違うのはオランダは一部の人々が暴徒化したのに対して、ドイツでは粛々とデモが行われたことでしょうか。

 また、オランダのデモはロシアの反政府デモと同時に報じられました。

 で、もう少し細かく言うと、オランダのデモは一部が暴徒化したこともあり、デモを批判的に報じ、ロシアは逆にデモをしている人々に政府が弾圧を加えているように報じました。

 明らかに意図を感じます。まぁ、最近メディアを疑ってますからね。

 そういうわけで、毎度のことで恐縮ですが、メディアの悪口言っちゃいます。

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 で、その意図っていうのは、コロナに対する各国政府の対応(ロックダウンや外出規制)は支持しつつ、プーチン政権は批判するっていうことです。もっと妄想を強くすると、コロナ禍の混乱はこのまま続いてほしいので、形の上では政府に厳しいスタンスを取りながら、どっかからの依頼を受けて、できるだけ長く現在の状態を維持できるように持って行こうとしているような。過激なデモは逆に彼らを非難しやすいですからね。ドイツのデモを報じないのは、平和的で模範的なデモなので、見ている人が「デモをやってる人の言ってることが正しいんじゃないの?」なんて考えたら、逆効果です。

 とにかくワクチンをさばいて、次に治療薬を売っていけるようにしたい、その間産業を弱体化させて資本を投下し、乗っ取っちゃいたい、って思っている勢力に力を貸すことを最優先にしているように思えます。リクエストですからね。

 思い出してみてください。

 アメリカの大統領選挙の投票よりかなり前のこと、アメリカでは「マスクしたくない」とか、「外出規制なんてまっぴらごめんだ!」なんて言ってる人の主張をメディアがどう報じていたのかを。大きな車に国旗をつけていたり、周囲の人々にギャーギャー文句を言ったりしている映像ばかりを報じていました。オランダと同じです。

 アメリカにもオランダにもドイツのように平和的に訴えている人はいたはずです。

 要するに、マスクをしたり、外出規制やロックダウンに応じようとしない人は、ちょっとおかしい人みたいな印象を与える目的が透けて見えます。

 あのう、私はマスクも自粛もありだとは思っていますよ。

 でも、そう思っていない人もいるでしょう。そうした考えを本来なら国会でも、TVでも話し合うようにして、意見の集約を図るべきですが、国会もTVも初めからコロナの恐怖を煽るばかりで、話になりません。

 メディアのこうした傾向を、私が言うようにクライアントからの指示ではなく、視聴率が稼げるからとおっしゃる向きもありますが、私はちょっと首をかしげます。もちろんそうした面もあると思いますけど、このところメディアの足並みが実に見事に揃っています。彼らが視聴率にこだわるのであれば、TV各局、新聞各社はそれぞれ違った切り口で報じるでしょ。違いがなければ差別化できないし、視聴率の競争にもなりえません。

 先日の池上さんの発言にしても、基本的には台本に沿ったお話なのは当たり前です。

 そうでなければ、用意した資料(あのモニターに映るヤツ)がメチャクチャになっちゃいます。無論池上さんにもそれに同意する思想上の下地があるんでしょうけどね。

まぁ、私は既存の主要メディアはもう中共やグローバリストの間接的な援助によって成り立っており、彼らの意向を無視して番組制作(報道も)はできなくなっているんだと思います。

 だって、ただでさえネットに広告収入を奪われていて、スポンサーである企業もコロナ禍の影響を受けていますから、当然広告宣伝費は減らしますよね。そうなるとメディアはその図体の大きさが負担になりますからね。

 なので、ロシアについては、プーチンさんは何か知ってそうで、自分たちの依頼主と敵対しているから、できるだけ政権を弱体化させたいんでしょうね。

 さらに、ミャンマーについての報道がおかしいんです。

 西側先進7か国はミャンマーの騒ぎ(クーデター)を批判しました。それを受けて、日本のTVでも衝撃的なクーデターと表現していましたね。アメリカが、オーストラリアが、EU各国が、とそれぞれの国の対応を説明し、ちょっとだけ中国にも触れます。国連の安全保障理事会では意見が統一できなかったようですが、このあたりはいいんです。

 で、今、ミャンマーはどんな状態なんでしょう?

 日本では、日本にいるミャンマー人の方をはじめとして、クーデターに抗議していましたね。で、ミャンマー国内のミャンマー人の方は?

ヤンゴン市内は平静を保っているそうです。

 面白くなくって、視聴率が取れないから報道しないんでしょうか?

 多分違うと思います。

 現在の日本の主要メディアは海外のメディアや外注のフリージャーナリスト等から情報をもらっているんでしょうから、それが入ってこないこと。それとクライアントから、明確な指示がまだ出ていないこと。この2点が理由だと思います。

 特に後者は重要です。ミャンマーの国軍を中共が後押ししているのは間違いないでしょうから、グローバリスト達は現在熟考真っ最中なんでしょうね。バイデンさんが煮え切らないのが良い証拠です。

 ちなみにミャンマーについては及川さんがおっしゃるように、どっちもどっちだと思っています。私は前にもお話しましたが、スー・チーさんをあまり評価していません。

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 このところ、私はTVを見るようになりました。もちろん、限りなく疑いの目を持ってのことですが。TVの報道について、とにかくケチをつける気満々でいますので、元々へそ曲がりだった私の人格は、今では元の状態がわからないくらいねじ曲がっているような気がします。

 でもいいんです。深読みして、深読みして、いったいどんな狙いがそこに秘められているのか考えるのは、思いの外楽しいですから。

 ただ、もしも、メディアの人たちが何も考えていなかったとしたら、…私はただのバカってことになっちゃいますね。