さるきちのしっぽ

おサルのおつむでゆる~くお話ししますので、よろしければお付き合いください。

106 ちょっと思ったことがあります。

 みなさん、こんにちは。

 

 TVを視ていたら、ベルリン国際映画祭では来年から主演男優賞と主演女優賞を取りやめるそうです。所謂「Me Too運動」の影響から男女の区別をやめるためだそうです。

 このニュースを視ていて、ちょっと思ったことがあります。

 性犯罪は被害者の大部分が女性です。中には男性によって男性が被害に遭うというのもあるそうですが、基本的に女性が被害者になります。そして、加害者は圧倒的に男性です。これは、そもそも性犯罪の成り立ち自体、女性が男性を襲うことは成立しにくく、逆に男性が女性を襲うのは成立しやすい生理的な理由もあると思います。しかし、もちろん問題なのは犯罪が成立しやすいかどうかではありませんよね。

 そして今、被害女性が声を上げているのはとても良いことだと思うのですが、こうした男女の区別もやめましょうというのはなんかおかしいと思っています。ましてやマイノリティの方々も含め、まとめて話題にするのは乱暴すぎるように思います。

 あのう、男女の差別やマイノリティの方を虐げることが良いと言っているのではありませんよ。誤解して怒ったりしないでくださいね。そうではなくって、性犯罪についてはまずやることがあると思いますし、性差別については性差別について、マイノリティ差別についてはそれに応じたやり方があるんじゃないかと思っているんです。

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 まず、性犯罪について、男女の区別をなくしたらなくなるんですか?そんなわけないじゃないですか。はっきりいますと、性犯罪を犯した人間に対しては、残念ですが更なる厳罰化並びに人権の部分的な停止もやむを得ないと考えていますし、まずそれを行うべきでしょう。命を奪ったわけではないからとか、加害者にも人生があるとかいう人がいても、無視です!無視!どれだけ女性を手籠めにしてはダメですよ!って言ったところで、欲求に狂った輩は止められません。また、加害者を擁護する風土がある社会では、ちょっとやそっとの覚悟では訴えきれるものではありません。かえって二次的被害を被ることにもなりかねません。ですから、本当に被害者のことを考えるなら、あるいは新たな被害者が出ないように願うのなら、まずこのことを徹底するべきです。

 そして、そうした犯罪がいかに醜く愚かであり、犯した人間は終生それを負い目にして生きてくしかないことを徹底的に周知させるべきです。

 性犯罪についてもう一つ書かせていただきますが、いきなり襲ってくるケースばかりではなく、むしろ大部分は強要されたり、騙されたりするケースなんじゃないでしょうか?お酒や薬で眠らされてっていうのもあると思いますが、一度関係を持ってしまうと、今度はそれをネタに脅してくることもあると聞きます。立場や仕事上の力関係や弱みに付け込んでくる輩はたくさんいるでしょうし、それを拒否するのは大変なストレスです。

 こうした要求があっただけでも罪に問われるべきですが、これは立証するのが難しいので、性被害に遭わなくても別の被害に遭うこともありますよね。周りの人に相談して解決できればいいのですが、頼りにならなければお先真っ暗です。場合によっては相談されること自体迷惑だと言われかねませんよね。

 セクハラだとかよく聞きますが、軽はずみな迷惑行為を防止するには良いと思いますよ。でも、そうした段階を突き抜けたような行為については途端に手のひらを返したような扱いをしていませんか?場合によっては幇助するような者まで現れたりして。

 とにかく性犯罪については犯人と協力者について、法的にも社会的にも厳しく罰することが大切ですし、普段からICレコーダーなどの装備も必要かもしれません。

 嘆かわしいことですが…。

 あ、厳罰化は狂言や名誉棄損についても同様だと考えていますよ。

 何もしていないのに、いきなり罪を着せられたらたまったもんじゃありませんからね。

 男女の差別について、まず思うことは、この社会はあくまで男性によって男性に都合が良いように作られているということです。良い悪いの話ではなく、そういうものだと思っています。もちろん、女性だからといってぞんざいな扱いをして良いと言っているわけではありません。基本的な扱いにおいて性別を理由に差をつけるのは間違っています。ただ、前にも申しましたように、男性に都合よくつくられた社会である以上、女性の苦労は簡単に取り除かれるとは思えません。そして、こうしたことは偏狭な考えを持っているブ男、あ、失礼、ぶさいくな男性たちの意識を変えなければならないので大変です。少なくとも対立的な議論では解決できないと思っていますよ。それに、性差別の定義にもよりますが、それが女性の総意なのかについて若干疑念が残ります。

 はっきり言って男性と女性は違います。どっちが上とかじゃなくって生物学的に違うのです。一般的に男性の方が物理的な力は強いですね。これは私が空手を通じて痛感しています。もっとも、師匠(空手の)奥さんのように足技を使うと師匠にも手に負えず、やがて師匠は床に沈むことになりますが、こういう人はまれですので…、あ、師匠の奥さんは普段はとっても穏やかで女性らしい、そ、そうです、大和撫子みたいな人ですよ。フォッ、フォローになったでしょうか。

 話を戻しますが、男女の違いは仕事などにおいて向き不向きはそれぞれあると思いますし、多くの女性が男性と同じようなことができるとは限りません。逆に女性であることを理由に便宜を図ったり、手厚い扱いをするのは逆差別になるのではないかとも考えます。男女の違いを理解した上で、双方がお互いにリスペクトしあうことからでないと解決できないような気がします。

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 ですから、DVをする男性なんていうのは断固として駆逐しなければなりません。前の性犯罪同様に厳罰を食らわせてやりたいものです。物理的な暴力は差別感情が最も先鋭化したものだと思うからです。

この件、書きながら勉強不足を痛感しております。もう少し考えを深めてみようと思います。

 マイノリティって少数派ってことですよね。それは実に様々なので、ここではセクシャルマイノリティについて思うことを書きますが、どうしても認めたくない、認めることができない人がいますよね。このことが、セクシャルマイノリティの方々の心を傷つけるのだと思います。しかし、この問題が難しいのはまさにその点を克服できないからだと思います。むろん、性差別と同じようにこのことを理由に扱いに差をつけるのは間違っていると思います。しかし、風評を気にする人がいるのも事実です。ですから、こうした悩みを持つ人がいる、あるいはこういう人がいるっていうことを周知していくしかないように思います。芸能人にもいらっしゃいますが、本当によく頑張ってると思います。なんとなくですが、あの人たちの言葉ってとても理解しやすいんですよね。これはたぶん、きちんと相手に伝えるっていう目的を常に頭においてしゃべっているからだと思います。多くの人に認めてもらえるまでのご苦労を思うと頭が下がります。

 でも、この問題について気になることもあります。認めない者を悪と見なして非難する風潮があるような気がするんです。認めぬ者、受け入れぬ者を攻撃している人もいますよね。これって、むしろ逆効果なのでやめた方がいいと思います。いやいや認めさせても何にもなりません。むしろ心の中の嫌悪感を増大させるだけですよ。

 そうではなくって、セクシャルマイノリティの方々のそれは個性の違いなのであって、同じ顔の人がいないのとさほど変わらないことだ、との認識が広がるよう努めるべきではないでしょうか。TVもくだらないことを言ってないで、こういう問題を繰り返し丁寧に放送すればいいのにって思います。

 あ、念のため申し上げますが、個性って言葉を都合よく使うのは好きではありません。個性的なかっこうとか個性的な態度とかはっきり言って意味がわかりません。

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 元々は男女の括りを無くす考え方に対して思うことを述べましたが、考えが狭く浅い点についてはご容赦ください。また、当事者としてお悩みの方を傷つける意図はありませんので、ご理解ください。

 ただ、こうした動きがその方々の抱える問題の解決に対して、本当に役に立つのか疑問に思うことが多かったものですから。勇気を出して声を上げている人達はともかく、声すら上げられない人のために手を差し伸べることになるのかなぁと思ったので、こんな柄にもないことを書いちゃいました。

 次はまた、どうでもいい(うっ)話を書きますね。