みなさん、こんにちは。
鉄アレイウォーキングの鉄アレイを3㎏に変えてからしばらく経ちますが、ようやく体が慣れてきたようです。2~3日連続で歩いた後、猛烈な筋肉痛に襲われましたが、今は落ち着いています。筋肉痛がでたのは、両腕、背中、両足の付け根とふくらはぎでした。なかなか狙い通りの効果が出ています。
でも、もう一つの狙いは全く効果がありませんでした。
それは肩の痛みの解消です。
右肩の痛みが出始めたのは今年の3月ごろです。腕を体の横方向に伸ばしたとします。掌を上にした時は痛くありませんので、そのまま真上に円を描くように上げることができます。ところが手の甲を上にすると、床と平行な状態ですでに痛い。ですから、上にあげるなんてことはとてもできません。
最初はどこかでひねったのか、それとも寝違えたのかな、と思っていましたし、すぐ治るだろうと軽く考えていました。ところが全く治りません。
年のせいかな?とも考えましたが、どうもそんな感じではありません。
高校生の頃野球をやっていましたが、その時肩を壊しました。その時の状態にそっくりなんです。あの時は9月ごろから痛み出して3月ごろまで治りませんでした。でも、どうやって治したのか覚えていません。ということは自然に治ったのかもしれません。それで、今回は鍛えることで筋肉を増やし治しちゃおうと企んだのですが、うまくいきませんでした。
そもそも、鉄アレイを持って歩くこと自体、肩に良くないのでは?とも思いましたが、持って歩いている時は別に痛くも何ともありません。ですから、まぁそのうち効いてくるだろうと思いながら半年以上経過していました。
この肩の痛みの厄介なところは、ほとんど痛くない状態から、何気なくやかんなどを持ち上げるとズキーンとかなり激しく痛み、その後も暫くズキーンズキーンとエコーがかかったように痛みが続きます。頭をかくようなかっこうをしても痛みます。とにかく手の甲を上に向けて肩より高いところを触ろうとしただけで痛むものですから、買い物をする時も左手で商品を触っています。
さすがに不自由なので、先月あたりから病院に行ったほうがいいのかなぁ、と思っていましたが、「たぶんレントゲンを撮ってもよくわからないからと、湿布と痛み止めの飲み薬をもらうだけだろうな」と考え、まずは自分で治療してみることにしました。
エレキバンや塗り薬を試してみましたが、あまり効果がありませんでした。ロキソニンを飲んでも痛みが出るとどうしようもありませんし、なんかポヤ~ンとするので、常時服用できません。
さて、困ったなぁと思っていたところへ、5年くらい前に買ったサロンパスが目に入りました。まず効果はないだろうと思いながら貼ってみたところ、「あれっ!」とびっくり仰天。貼ってからしばらくするとスーッとしてきて、少し腕が軽くなったような気分に。さらに腕の可動域が広がったと言いますか、とりあえず頭をかいても痛くなくなりました。
ムムム、サロンパス、侮れぬ奴!
もう箱は変色してしまったサロンパスが、まさかこれほど強力な治療を施してくれるとは思ってもいなかっただけに、受けた衝撃も大きく、次の瞬間、熱狂的なサロンパスファンが誕生したのでした。
こうなってくると、サロンパスの様々な特徴が好ましいものに変わってくるから不思議です。やる気があるのかないのかわからないような中途半端な粘着力も、肌に優しいとか剥がす時に痛くないから好き、に代わります。湿布と同じように鼻にツーンとくる刺激臭も、その効力がじわじわと効いている証拠だ!とむしろ安心できるかぐわしい香りに代わります。一体何枚貼らなきゃならないんだ!と思っていたやや小さめなサイズもピンポイントに貼り分けられるメーカーの努力の結晶となっちゃうのです。全く人間の心の働きとはいい加減なものですね。(私だけでしょうか?)
それで、新しいサロンパスを買いに行ってみると、なんと1枚10円未満で買えちゃいます。(実際は80枚入りで800円以下でした。バラ売りなどしていません)何という良心的な価格でしょう!他のちょっと高級そうな貼り薬は1枚100円以上するのに!!(大きさも違いますし、成分が違いますから)しかも色が肌色で貼っていることがわかりにくくなる工夫までしてあるとは。
いやぁ、なかなかやるな!久光製薬!!
さて、新しいサロンパスも手に入れたことですし、早速肩に貼って一晩様子を見てみました。
うむ、明らかに肩の可動域が大きくなってきました。さらに感心したのは寝ている間に捲れていません。きれいに貼ってある状態を維持しています。
すっすばらしい。
念のため申し上げますが、私は久光製薬の回し者でもサロンパス大使に任命されたわけでもありません。ただ、自分が生まれる前からあったものが、改良を重ねて数十年も支持され続けていることがそもそも驚きであり、感心しているのです。
ん?そういえば薬って結構昔からあるものが残っていますよね。正露丸とか太田胃散とか。これってやはり名前が世間に認知されている方が買う側も安心しているからでしょうか。新しい薬は開発費だけでなく、広く認知してもらうための宣伝費もたくさん必要ですから、製薬会社も既存の商品を磨いていく方が効率的なのかもしれませんね。
これはなんとなく思うことですが、食べ物や飲み物をはじめとして、生活必需品は比較的古くからあるものが今も残っているような気がします。反対に趣味や娯楽に類するものは新旧の交代が激しく行われているのではないでしょうか。このことはある意味正常なことだと思います。新興のメーカーが発売した釣り竿に私が飛びついた結果、釣りを始めて5分で折れたとしても私の人生にたいして影響はありませんが、食品や薬品がおかしなものだった場合、最悪の場合人生終了となってしまいます。
さらに、薬品の場合はそうした性向をメーカーが理解し、それにこたえてきたからこそ、長く利用される薬が存在するのでしょう。
いやぁ、いい話をしてしまいました。
おっと、少し時間がたったのでサロンパスを貼りかえることにしましょう。
先ほど、新品の竿が折れても陣背に影響はないと書きました。書きましたが、あれは結構心にダメージを受けます。確かに人生に影響はありませんが、買って初めて使った竿がわずか2投目でポキッと折れちゃうと瞬間的に何もかもが嫌になり、折れた竿を回収して眺めていると全世界の不幸を一身に背負ったような気分になります。
ですから、一応趣味や娯楽に使う場合もちゃんとしたものの方が良いです、本当。
あのう、…まぁ人生に影響はないんですけどね。